2016年07月10日
約半年前にワキガ手術を受けたけれども『今でも臭いも汗も気になる』というご相談がありました。
手術を受けたクリニックでまだ臭いも汗も気になることを相談すると、ドクターは『7割しか治らないと言ったはず』と言って逃げるようにいなくなってしまい、あとはスタッフにかわって相談したものの、結局『再手術の保証はないのでどうすることもできない』と言われたということでした。
手術前の説明で臭いが5割なくなると説明をすると、患者さんはそもそも手術を受ける気にならないし、9~10割なくなると説明すると再発したと言われた時に困ってしまう。だから7割。そんな気持ちが透けてみえます。
仮に7割除去できたとしても、7割ではご本人は臭いが治ったという実感はなく、まだ気になるのが普通だと思います。
以前紹介している再手術の時の汗腺の残り具合をみてもとても7割とれているとは思えないケースばかりです。
再手術を行った時に患者さんの許可が得られればまた掲載しようと思います。
わきを見ると不可解な傷跡でした。
剪除法で行う場合には両側に皮膚をめくりあげやすいようにだいたいわきの真ん中を切りますが、それにしては傷跡が外側にあり、もともと外側で切る方法のイナバ式で行われたにしては内側にある傷でした。
この切開だとどうみても内側の汗腺の除去は不充分になります。
剪除法によるワキガ手術は手間がかかる割にはクリニックにとっては収益が少ない手術です。
このためクリニック側にとっては、いかに短時間で済ませて、費用を高くできるかということがポイントとなります。
『臭いもなくなり、傷跡もできませんよ』と口で説明しても必ず臭いが残ることがあることが、同意書には書かれています。
気のせいなら臭いは治りませんが、アポクリン腺によるワキガならちゃんとした手術を受ければ必ず治ります。
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