2017年08月11日
まず注意点ですがリアルな画像が続きますので、そうした画像が苦手な方はご覧になられない方がいいかと思います。
アポクリン腺の範囲を予想するのにわき毛の範囲を参考にするのですが、わき毛の範囲よりはるかに広いことがあります。今回もそうしたケースです。
赤のラインで囲った範囲が毛の範囲で、緑のラインで囲った範囲がアポクリン腺を除去するために剥離した(はがした)範囲です。金属の棒の先が透けて見えていますがそこまではがしているから棒が入っているわけです。
感覚的には毛の範囲よりふたまわりか三まわりくらい広い範囲にアポクリン腺があったということになります。
皮膚を裏返してめくり上げると内側も外側もアポクリン腺がぎっしり
すべて丁寧に取り除くと
反対側のわきもアポクリン腺を目で確認しながら剥離し、剥離した範囲まで指を入れてみると毛の部分を超えて指が入っているのがわかります。
皮膚を裏返して見てみるとアポクリン腺が全体に観察できます。
毛のあるアポクリン腺の範囲を赤で囲い、毛のないアポクリン腺の範囲を緑のラインで囲ってみると毛のないところにもアポクリン腺はあるのがわかります。
何を言いたいのかということですが、目でアポクリン腺を確認しない方法だと、ここまで広くアポクリン腺が存在すると考えないので、処置をしない範囲ができるだろうということです。
若い人の場合まだ毛が生えそろっていないので、このように大きな差ができるのかもしれません。
こちらも丁寧にアポクリン腺を除去しました。
当院で行っている方法は目でアポクリン腺をきちんと確認して除去しているので取り残しができません。
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