炭酸ガスレーザーというのは肌の水分に反応させて、皮膚を蒸発させてしまうレーザーです
ホクロ治療やふくらんだシミの治療に用いられます
炭酸ガスフラクショナルレーザーというのはこれが細かく照射されるもので皮膚を入れ替える治療です
皮膚を入れ替えることでニキビ跡のへこみや傷跡、シワ、毛穴などを治療します
では炭酸ガスレーザーであればどれでもいいのでしょうか?違うところはないのでしょうか?
炭酸ガスフラクショナルレーザーの最高峰がブリッジセラピーで、この機械は非常に高価な機械です
安物の炭酸ガスレーザーが5~10台くらい買える価格です
当然ながらできることが違います
どう違うのでしょう?
切れる包丁と切れない包丁の差です
切れる包丁は必要な部分だけスッパリ切ることができます
切れない包丁はスッパリ切ることができず、ギザギザになったり、押しつぶされたりして挫滅組織(たたきつぶされた組織)ができてしまいます
これと似たようなことが起こるのです
高価な炭酸ガスレーザーは短い時間で高出力をだすことができるので、余計なやけどをおこさずに必要な分だけ治療できます
安価な炭酸ガスレーザーは、強くすると周囲のやけどがとても大きくなってしまって高出力に上げて治療すること自体ができません。このため低出力でちょっとだけ治療するということになります
安全に削れないので少ししか削れないのです
それを無理に削ると大やけどになってしまいます
これが治療効果に反映されることになるのです
こういうことを理解して注意してみていると、同じ炭酸ガスレーザーでも美容皮膚治療にこだわりのあるクリニックは、アンコア(ブリッジセラピー)のような高価な機器を導入していますが、そうでないところは安価な炭酸ガスレーザーを使っていることがわかります
炭酸ガスレーザーだけでなく、本当はそれぞれの機械でこういうことがあるのです
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城本クリニック広島院 信頼のワンドクター制