以前は目の下のたるみの治療は、下まぶたのまつ毛の下を横に切って、脂肪を除去したり、ずらしたりした上で余っている皮膚を切り取って縫い合わせるというものでした(若い人でたるみが大きくない場合は目の内側から切って脂肪を除去することもありました)
しかし傷が100%治るかと言えば跡が残る場合もありますし、手術がひとにバレバレですから、大多数の方は手術をためらわれました
ヒアルロン酸が登場してからは、軽度のくぼみであれば、ふくらませることで改善することができるようになりましたが、PRP治療が登場して状況は大きく変わりました
よほど皮膚のたるみが大きい場合は別としてほとんどのケースで目の下のたるみを改善させることができるようになったのです
1週間ほどの腫れさえ我慢すれば、目の下だけでなくほうれい線やインディアンライン、マリオネットライン、眉間や額のしわなども同時に改善させることができるようになりました
ヒアルロン酸と異なるのは
長期に効果が保てること
効果が大きいこと
ふくらむだけでなく、たるみを改善させることができること
です
PRPについてとやかく言う意見もありますが上手に行えば非常にいい治療だと思います
ただPRPの注意点は
施設というかドクターによって効果や副作用が大きく異なることです
どれだけの濃度のPRPを作って、成長因子を加えるかどうか、加えるならどれくらいの量を入れるか、どの場所にどれだけ入れるかなどPRPの作成方法やテクニックに大きな差があると思います
近年もいろんな美容治療を導入していますが、PRP治療が患者さんの満足度が非常に高いため僕にとってはPRP治療が一番の衝撃でした