今年も終わろうとしていますが、今年も当院でわきが手術後誰も再発された方はおられませんでした。広島では11年以上再発がないことになります。
わきが手術は術後ある程度制限がありますので、年末年始など長期の休み付近には治療される方が多くなっています。
ワキガは常染色体優性遺伝ですから、家族の中で何人も手術を受けられていることも多くあります。
他院再発後の治療のケースですが、姉妹で他院で手術を受け、どちらも再発して当院で手術して完治しているケースもあります。
『どちらかが再発したのなら手術を受けなきゃいいのに』と思われるかもしれませんが、半年くらいしてから再発したことがわかるケースもあるのでそうしたことが発生してしまいます。
まずお母さんが手術を自ら受けられて、経過などを確認されてその後お子さんが受けられることも多くあります。
当院での手術前の説明では、単に再発しないという説明ではなく『これまで誰も再発されていないので、再発しないと思います。』という説明をさせていただいています。
治療を受ければわきがの臭いが9割の人が気にならなくなると説明して、実際には9割の人が治らなかったとしても患者さん側からはわかりません。
でも当院のようにこれまで再発がないと説明していれば、誰かひとりが再発するだけで問題となるはずですよね。
直視下剪除法にこだわるのはそれが唯一再発のないわきが治療を行える方法であると考えているからです。