さくら美容クリニック院長の棒谷です。
2回ビューホットを行えばワキガは治ると説明を受け、治療を受けたものの効果がないばかりでなく、逆に臭いがひどくなったと感じられて1回しか治療を受けられなかったようです。
切開しアポクリン腺を露出
大量のアポクリン腺が見られます
すべてきれいに除去すると
そして丁寧にアンカー縫合
これでワキガは治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
『治療するとワキガが気にならない程度になる』『ワキガは8割治る』というのは要は『ワキガは治りません』と説明しているのと同じです。
ワキガがなくなるのとは違い結局臭いが気になることも多いと思います。
当院では『これまで手術された方が治っているのでワキガはなくなると思います』と説明して手術を行っています。
よく観察していると当院のワキガの手術後の手術範囲(アンカー縫合を行っている範囲)がかなり広いのがわかると思います。
完全にワキガを治そうとするとアポクリン腺をすべて除去しないといけませんから、手術範囲はアポクリン腺の範囲より広くなります。
これはアポクリン腺を目で確認しながら剥離し除去しているわけですが、アポクリン腺がなくなる領域まで剥離していますから、アポクリン腺が無い領域も少し剥離することになるためです。
以前に切開部位が真ん中でなくなるという話をしたことがありますが、手術前に真ん中だと思って切開してもアポクリン腺の範囲が片方に広いと結果的には切開部位が真ん中ではなくなります。当院の手術後の写真を見ると切開が真ん中にないこともよくあると思います。
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また左右だけでなくて、ワキの前後も完全にアポクリン腺を除去するようにしています。
広く手術すれば傷の治りに影響しますが、それはアンカー縫合を多数行うことやさまざまな工夫を行うことで補っています。
このため手術時間が長くなっているのです。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
当院で手術を行ってからワキガ臭が残っていることが確認できた方はおられません。
『ワキガが治っていない』と主張される方はおられますが、体臭の検査を受けていただいたり、他院で診察を受けられた方もおられますが、ワキにワキガ臭が残っていると診断された方はこれまでおられません。
『まわりの人の反応がおかしい』というのはワキガの確実な証拠にはなりません。
当然のことですが臭いの原因がワキガでなければワキガ手術を行っても臭いは治りません。
PATMという病態も証明されていませんが、もしPATMと呼ばれるような病態があるとして、そうだとすればワキガ手術では治りません。
ワキガの相談と手術を同日に希望される方も多くおられますが、ご本人がワキガだと思っていてもワキガでなければ手術をしても治りません。これだけの理由ではありませんが、相談と手術はまったく別日にすることをおすすめしています。
お子さんがワキガ手術を受けてワキガが治っていないと言われたことはないのですが、これは親御さんがワキガ臭を確認しているためだと思います。つまり客観的にワキガ臭のあるなしが確認できているのです。
術前にワキガの臭いがあると診断することは重要で、特にワキガの臭いが確実でない場合は術前に診察や検査を行っておくことが大切だと思います。
『成長期に手術してもワキガが再発するのでおすすめしない』というような説明を他院で聞いたと言われることがありますが、長年成長期の方の手術を行ってきましたが、再発された方はおられないので治るか治らないかはきちんとアポクリン腺を見分けて除去しているかどうかだけの差だと考えています。
『成長期に手術してもワキガが再発するのでおすすめしない』というようなあいまいな説明は親御さん自身もワキガで苦労した経験があり、お子さんのワキガだけはなんとかしてあげたいという強い思いで治療したにもかかわらず、治らなければクレームになってしまうので厳しめに説明しているのかあるいは治す自信がないのかだと思います。
成長期に手術して治らない手術であれば成人の手術をしてもきっと治らないだろうと思います。
当院は手術時間が長くなってもきちんとアポクリン腺を除去する手術を行っています。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
他院でワキガ手術を受けて再発し、別のクリニックに再手術の相談に行くと『瘢痕部分のアポクリン腺は除去できない』と説明を受けたそうです。
いいかげんな手術だと瘢痕の中にもアポクリン腺は残っていますので瘢痕ごとアポクリン腺を除去することが必要です。
瘢痕部分を除去しなければ当然ワキガは治りません。
当院では瘢痕ごと除去しているのが過去のブログを見るとよくわかると思います。
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