にきび・にきび跡にはeマトリックスがオススメ①

昔はにきび治療と言えば、化膿止めを塗ったり投与したりする治療がメインでした。

しかしそれだけではうまくニキビをコントロールすることができず、美容クリニックがケミカルピーリングをはじめひろまりました。

ケミカルピーリングはできたりつぶれたりしている活動性のニキビに対しては効果的でした。美容クリニックでない普通の皮膚科も自費診療で取り入れるくらい人気がありました。

その後弱いケミカルピーリングのような作用があるディフェリンというビタミンAに構造が似た塗り薬が開発され、世界標準の薬となりましたが日本ではかなり経ってから導入され、今ではニキビ治療の主流の薬の1つとなっています。

しかし激しい活動性のニキビには十分効果がみられませんでした。

激しい活動性のニキビには海外ではビタミンAの飲み薬が使われ、日本でも輸入して使用するクリニックもありましたが、副作用が強く一般的な治療とはなりませんでした。

こうした治りにくいケースでも高周波で皮膚を焼き縮めるeマトリックスは効果的なことが多く、3~5日皮膚が赤くなるダウンタイムはありますが、容易にニキビをコントロールできることが多くなっています。

 

レチノールに首のしわを改善させる効果が発見された?

資生堂がレチノールに首のしわを改善させる効果があるという発表をしたようです。

ニュース

発見となっていますが、しわに効くこと自体は特に目新しいことではなく、わかっていることです。

ご存知の方もおられると思いますがレチノールはビタミンAの仲間です。

ビタミンAには皮膚の代謝を改善させる効果があり、しわ治療以外にも保険診療ではかなり以前からディフェリンというビタミンAの仲間が、にきび治療薬として使用されています。

レチノールというのはビタミンAの中では作用が弱く、同じビタミンAの仲間でもレチノイン酸と呼ばれる形の方が作用が強く、これもディフェリンがメジャーになる前から医薬品としてしわやしみ治療にも用いられています。

ただ効果が強いものは副作用も強いことが多いように、レチノイン酸では乾燥や皮むけがおこることがあります。ディフェリンでも乾燥や皮むけや一時的なにきびの悪化で使用を中止した方も多くおられることと思います。副作用を防ぐにはしっかり保湿しながら使用することです。

作用が弱いとはいえレチノールでも副作用がでる方はおられると思いますので、使用してみる方は効果や副作用をよく観察しながら保湿もしっかり行い、使用するようにします。

またレチノールの中でも種類や濃度によって効果に違いがみられるので、興味のある方は美容皮膚科に相談されてみられるのがいいと思います。

洗顔する時の手触りが違います

肌に針で穴をあけてビタミンを導入するニードリングを行ってから、10日経ちました。

はじめはかさかさしましたが、今はお肌がつるつるになりました

洗顔する時の手触りが全然違います

もうちょっとまじめに定期的にしないといけませんね。

と思っても自分の若返りにすごくこだわりがあるわけではないのですぐに忘れてしまいます

ニードリング後3日目のかさつき

ニードリング後3日目の状態です。

さらに薄皮がめくれ、かさついているのがわかります。

保湿美容液で保湿すると

ほとんどかさつきはわからなくなります。

でも乾燥するとかさつきが見えてしまうので、このまま1日保てない場合は途中で保湿することが必要となるかもしれません。

ニードリング後6日目の状態です。

ニードリング後6日が経過しました。

ダウンタイムとしては

当日・翌日の内出血
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そして2日目からの皮ムケと赤み
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3日目皮ムケ
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4日目
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5日目
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6日目
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6日目には皮ムケがかなり目立たなくなりました。
写真ではわかりにくいですが、肉眼で見るとまだ皮ムケが残っている部分もあります。
でもほぼ終わりそうです。

患者さん目線だと『皮ムケがおこってお化粧のりが悪そうだな』と思われるかもしれませんが、僕自身はダウンタイムがある方が効果がわかりやすくて好きだったりします。

ニードリング後5日目の状態です。

ニードリング後5日経ちました。
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今日もまだ皮ムケが続いています。

昨日の写真と比較すると昨日の写真では
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この昨日の写真では今日の皮ムケの方がひどくなっているように見えるかもしれませんが、肉眼的には同じくらいに感じたので写真の撮り方の問題かもしれません。

でも保湿剤を塗ると皮ムケはあまり目立たなくなります。

ニードリング後4日目の状態です。

治療後3日目は東京でセミナーに参加していたので、経過写真を撮ることができませんでした。

このため今回の写真はニードリング治療後4日目の状態です。

まず朝なにも肌につけていない状態です。

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頬下から顎にかけてかなり皮むムケがみられます。

これは保湿剤を塗るとほとんど目立たなくなりました。

そして夕方の状態です。

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やや皮ムケがわかります。しかしまだ保湿が効いているためか朝の状態に比べると皮ムケが目立ちません。

HIFUでちりめんじわを治したい?

何度かお話していますが、HIFU(ハイフ) はHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で、高密度焦点式超音波と訳されます。

簡単に言えば超音波で焼く(凝固させる)治療です。

実際にお肉を凝固させている動画

HIFU(ハイフ)として 当院には『ウルセラシステム』と『ベロハイフ』があります。

HIFU(ハイフ)は前立腺がん治療などにも使われていますが、美容皮膚領域では皮下組織に当てるとその部分が凝固して縮まるため、たるみ治療などにも用いられているのです。

 『HIFUでちりめんじわを治したい』という方がおられたのですが、ちりめんじわはHIFUが一番の適応ではありません。HIFUを当てる深さには1.5ミリとか3ミリとか4.5ミリとかさまざまな深さがあるのですが、もしHIFUを当ててちりめんじわがよくなる可能性があるとすれば、1.5ミリのものですが、1.5ミリはエネルギー出力自体は小さいので、『たるみを治すことがメインで、肌もついでに少し治療しておきたい』ということであればHIFU治療でもいいのですが、『ちりめんじわをメインで治したい』となるとちりめんじわ自体がある表面およびその近くを焼く『eマトリックス』や皮膚に穴をあけてビタミンAを導入する『ニードリング』、『臍帯血再生因子治療』などの方がより直接ちりめんじわを治すことにつながります。

美容皮膚も進歩し、美容機器も今はさまざまなものがあり、ネーミングも勝手になされているので素人が判断するのは難しいですよね。

ビタミンAの化粧品を使い始めました。

目の下のくぼみやゴルゴラインはPRPで治療しましたが、すべてのしわがなくなったわけではありませんので、ビタミンAの化粧品を塗り始めました。

ビタミンAは強力なので、場合によっては皮むけが少し発生するかもしれません。これは副作用というより効果そのものです。

ビタミン
Aは代謝を良くする作用があります。

ビタミンAやDは通常のビタミンのイメージとは違って、ある意味ホルモンのように切れ味の鋭い(効果の高い)作用があるのが特徴です。

ものぐさなので、毎日きちんと塗れるか自信がありませんが、しばらく塗り続けてみようと思います。

 

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