症例写真からはほかにもいろんなことがわかります
『上が手術前で、下が術後です』と説明されたらそのように見えると思います
でもこの2つは実際は同じときに撮った写真です
画像処理で形や大きさも変えていません
つまり撮る時の条件をかえている(ひいて撮影している)だけです
つまり症例写真は撮影した画像を処理しないだけでなく、撮るときの条件もそろえないとまったく意味がないのです
写真を撮るときに何度も撮影して患者さんにご迷惑をかけることもあります
これは術前術後の状態を正確に比べるために可能な限り条件を揃えようとしているためなのです
『画像処理で形や大きさも変えていません』とあたかも不正をしていないかのように強く主張している場合も、撮った後の処理でなく、撮るときの条件自体が全く違って、術後の写真は細く見えるように引いて遠くから撮っていることがよくあると思います
そういう目で見てみるとまたおもしろいかと思います
治療していない部位も同時に細くなっていますから
関節部分の幅の太さなど吸引前後で変化するはずのない部分の幅を比べたり、足のサイズやスリッパの大きさなどを比べてみるとわかります