大学の同窓会の案内が届きました
開催は来年の2月です
少しダウンタイムのある治療も受けておこうと思うので、計画的に若返りをはからないといけないなと考えています
医学部の同級生の仲間にも『さすが美容外科医』と思われるくらいでないといけないですよね
大学の同窓会の案内が届きました
開催は来年の2月です
少しダウンタイムのある治療も受けておこうと思うので、計画的に若返りをはからないといけないなと考えています
医学部の同級生の仲間にも『さすが美容外科医』と思われるくらいでないといけないですよね
すごく久しぶりに1日フリーのお休みができたのでランチへ行きました
ミシュラン1つ星を獲得した白島にある『ミル』というフレンチレストランです
ミシュランの人形です
ミシュランからこの人形をいただいたそうですが、1つ星だからいただけたのかどうかはお店の方もご存じないようでした
お魚か肉かどちらかのコースか両方のコースがあり、肉は2種類ありますが、片方は少し費用がお高くなります
今回は奮発して両方のコースとしました
前菜から
地さばと安芸津のジャガイモのタルトレットと海ぶどうが入ったサラダ
リードボー 先日のアテスエでもでてきた子牛の胸腺です
胸腺は免疫で大切なところです
メインのお魚は天然鯛のポアレ 宮島産ムール貝とサフランのソース
お肉のメインは
宮崎牛ネックのブレゼ(蒸し煮)
橙色の丸いものはほおずきトマトです
食用のほおずきですね
そして栗やかぼちゃ、シナモン、カルダモンなどを使ったデザート
名前を伝えて予約しておくと次の時に料理がバッティングしたりしないように考えていただけるそうです
おいしくいただきました
ごちそうさまでした
前回は治療の条件のひとつ『波長』をメインにしたお話でした
今回は別の条件『パルス幅』の話をしてみましょう
パルス幅というと難しく聞こえますが、光やレーザーの照射されている時間です
同じエネルギーでも一瞬に照射されるのか、じっくり照射されるのかの違いです
光はすべてじっくり照射されるグループに属します
レーザーは一瞬に照射されるグループとじっくり照射されるグループにわかれます
一瞬に照射されるグループはQスイッチレーザーと呼ばれ、QスイッチルビーとQスイッチYAG(ヤグ)とQスイッチアレキサンドライトレーザーがあります
簡単に言えば一瞬だけ高エネルギーを当てることで周囲に熱が広がってダメージがでる前に照射を止めてシミだけを破壊してしまおうというわけです
Qスイッチルビーレーザーは黒への吸収度があって、赤みへは逆に吸収されないで皮膚の奥深くへ届き、ADMと呼ばれる深いシミなどへの効果も良いため、好んで使用されます
QスイッチYAGレーザーの一部はレーザートーニングという名前で今までレーザーを当てることができなかった肝斑の治療や最近では扁平母斑の治療へも応用されるようになっています
じっくり照射されるレーザーのグループの代表格は脱毛レーザーです
じっくりレーザーを当てることで黒い毛が熱くなってその周囲にある毛の生える元にダメージを与えるわけです
逆にQスイッチレーザーだと毛の周囲に熱がほとんど発生しないので脱毛できないわけです
炭酸ガスレーザーはほくろやふくらんだシミに用いられますが、最近は皮膚を部分的に蒸発させて入れ替えるフラクショナルレーザーにも使われています
これもじっくり照射されるグループに属しますが、じっくりの中でも一瞬のものとじっくりのものがあり、一瞬のものはウルトラパルス炭酸ガスレーザーと呼ばれ、やはり炭酸ガスレーザーの中ではダメージが少なくなります
この代表格のウルトラパルス炭酸ガスレーザーがアンコアでそれによるフラクショナル治療がブリッジセラピーです
アンコアは普通の炭酸ガスレーザーとは異なり、非常に高価なレーザーです
これまでの炭酸ガスフラクショナル治療は強く行うと効果はいいのですが、色素沈着などの副作用が長引きました
逆に副作用をださないように低いエネルギーで行うと副作用も小さくなるのですが、効果も少なくなるのが問題でした
これを改善したのがeマトリックスで、これで多くの人がニキビ跡や毛穴・ちりめんじわなどを人に知られずに治療することが可能となっています
横軸は右へいくほうが波長が長く(数値が大きく)なります
縦軸は吸収しやすやの度合いを示し、上に行くほど吸収しやすいということを意味します
黒線はメラニン(黒)への、赤線はヘモグロビン(赤色色素)への、水色は水への吸収具合をあらわしています
メラニンは波長が短いほど吸収の度合いが大きく、赤は吸収のピークがいくつか見られます
水は波長が長くなると吸収される傾向にあります
実際に医療では470nm~800nmくらいの波長が黒を標的として使用され(つまりメラニン=シミですね。レーザーの種類としてはYAG半波長532nm、ルビー694nm、アレキサンドライト755nm、ダイオード800nmが該当します)
590nm近辺の波長が赤みを標的として使用され(dyeレーザー585nm)、800nm以上の波長が肌をあたためてコラーゲンを増やすのに用いられています
波長は長くなるほど深くに到達する性質があります
逆に波長が短すぎると肌深くに作用しません
黒い色素であるメラニンを標的とする場合考えると
Qスイッチルビーレーザーは波長694nmでメラニン(黒)には吸収されやすく、赤みには吸収されにくい(エネルギーを黒に集中できる)、しかも波長が長く肌の深くにまで届き、副作用を出さないように短時間で高エネルギーを照射できるQスイッチがついているレーザーで
シミ治療のゴールドスタンダードと呼ばれています
光治療は470nm~1000nmくらいの広範囲の領域の光をだすので、いろんな効果が期待できるのですが、やはりレーザーのようにシミがくっきりとれないのです
QスイッチYAGレーザーはレーザートーニングで有名になり、そうした使い方をするにはいいのですが、最近のQスイッチYAGレーザーは本来の波長1064nmと半分の波長532nmをだすことができ、532nmで浅いしみを1064nmで深いしみを一応は治療できるのですが、治療効果が低くQスイッチルビーレーザーの効果に及ばないため美容皮膚を熱心に治療しているクリニックではQスイッチルビーレーザーかQスイッチアレキサンドライトレーザーを導入しています
特にADM(深くにあるしみ)はQスイッチルビーレーザーだと1~2回の治療で消すことができますがQスイッチYAGレーザーなど他のレーザーではそうはいかないのです
このため僕たちのクリニックではQスイッチルビーレーザーもQスイッチYAGレーザーも導入しているのです
『医療の巨大転換(パラダイム・シフト)を加速する――糖質制限食と湿潤療法のインパクト』という本がでています
糖質制限食で有名な江部先生と湿潤療法で有名な夏井先生の共著です
もう10年以上前になると思いますが、大阪で働いていた頃、美容治療で通って来られていたリピーターの患者さんが、手を切って他の病院に通院していたのですが、その方は通院中の病院で傷を治すために、指先の骨を削って縫い合わせる断端形成という手術をすすめられていました
断端形成を行うと当然指が短くなります
傷を見せてもらうと削らなくても湿潤療法で治りそうでしたので、湿潤療法について説明し、湿潤療法を行っているクリニックを紹介し、それで治ってたいそう感謝されました
傷が3倍早く治ると宣伝されているバンドエイドキズパワーパッドも湿潤療法を利用した絆創膏です
傷は消毒することが昔は常識で、僕より後の世代でも傷の消毒にこだわっていましたが今は傷は消毒しないことが普通なのです(目的によって消毒薬を使う場合もあります)
でもこれだけ湿潤療法が普及してもいまだに傷を消毒しているクリニックもあると思います
これだけでなく常識が進化していないことがままあります
先日男子フィギュアグランプリシリーズで優勝して一躍 時の人となった町田 樹選手は広島ビッグウェーブで練習し育った人です
広島から新しいスターの誕生です
がんばってほしいですね
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