プラセンタとは赤ちゃんとお母さんをつないでいる胎盤(子宮にくっついているところ)を意味します。医療用プラセンタ注射薬は、厚生労働省に認められている医療用の医薬品で、ヒトの胎盤から抽出されたエキスです。胎盤は、胎児の細胞を分化・増殖させる物質を合成、分泌し、胎児を育てる臓器です。プラセンタはヒトの胎盤からこのような生理活性を持つ物質を抽出したお薬です。ラエンネックとメルスモンの2製剤が承認されており、肝障害、乳汁分泌不全や更年期障害の治療に使用されています。さらにプラセンタ注射には多彩な効果があり、シミ、シワ、疲れ等の改善のために美容においても活用されています。
などが知られています。
こうした作用からプラセンタには多彩な効果があるとされています。
女性ホルモンであるエストロゲンの濃度を高めることが期待されています。ホルモンバランスが整えられ更年期障害や生理不順に効果があると言われています。
これら以外にも次のような症状に効果があるとされています。
最初の1~2ヶ月は週に1、2回プラセンタ注射を行い、その後の維持療法では1~2週間に1回のペースで注射を行います。 1回の治療で即効性を感じることは多くなく、基本的にはある程度継続して治療を行い、徐々に効果を得る治療となりますが、1ヶ月に1度の治療の方も多くおられます。