さくら美容クリニック
院長ブログ

イントラセルってどうなの?

2010年05月11日

今はレーザー脱毛の普及で影が薄くなりましたが、昔は脱毛するのに針脱毛が行われていました

針脱毛の原理は、絶縁針という針を使い、針の先端部分だけに電気が流れ、針の軸部分は絶縁されているため、皮膚の中に刺しいれた先端部分だけが熱をもち、それで毛根を焼くことで脱毛効果をだしていました

イントラセルはこの針を多数並べたものを皮膚に突き刺して皮膚の深部を焼いて治療するというイメージです

先日の形成外科学会で出展や発表が行われていました

基本的にはニキビ跡などのへこみを治療する機器として紹介されていました

出展されていたブースに行き、イントラセルについて説明をききました

『なぜニキビ跡に効くのか?その原理はどういうことか?』

『ニキビ跡については、すでにフラクセルやブリッジセラピーなどフラクショナルレーザー治療が有名だがそれらとはどう違うのか?』

といった質問をしました

『皮膚の深部のコラーゲンを増生させることで効果をだす』ということでしたが、針を刺すのはへこんでいる部分だけでなくへこんでいない部分にも刺すわけでニキビ跡部部分だけのコラーゲン増生がおこるわけでないので、この説明だけでは理論がよくわかりません

『フラクショナルレーザーと併用していただくとなお効果がみこめます』とのことでしたが、返事になっていませんよね

フラクショナルレーザーのイメージは、皮膚全層あるいはあるいはある深さの真皮より上の皮膚そのものを部分的に入れ替え、それを繰り返すことにより皮膚の広い部分を入れ替えてしまうというイメージですが、イントラセルはこれとは異なるようですので、まだ効果は?という感じです

施術してまだ時間があまり経っておらず腫れているだろう時期の写真を提示して、『改善している』と主張しても当たり前ながらこれは意味がありません

フラクセルに代表されるフラクショナルレーザー治療は初代フラクセルからフラクセル2、そして炭酸ガスのフラクセルやその他のフラクショナルレーザーまで登場している息の長い定番の治療ですので、イントラセルは理論的背景や確実性、実績という点で見劣りがします

美容治療はでてきてすぐに消えるといった治療も多数あります

イントラセルが確実な本物の治療であれば、生き残っていくと思いますので、その時はフラクショナルレーザーのような定番の治療になるかもしれません


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