2009年09月19日
こんにちは
今日はニキビの話題です
皆さんが ニキビが気になると 言われるものにはできたりつぶれたりしている 活動性のニキビ と
ニキビ後の長く続く赤みやへこみが残った状態 すなわち ニキビ跡 があります
今回は 活動性のニキビのできかた と前回のニキビのところでもお話したディフェリンのお話です
ニキビには主に男性ホルモン(テストステロン)により皮脂腺が活性化されて皮脂分泌が増え、
皮脂腺の出口の角化が亢進して角栓を形成して(簡単にいえばアカが出口につまる)
さらに皮脂が貯留することによっておこる→面疱(白ニキビ)
その角栓が酸化したり汚れたりして黒くみえる→開放型面疱(黒ニキビ)
にきび菌(アクネ菌)が増殖し赤く炎症をおこした→炎症性丘疹・膿疱(赤ニキビ)
があります
図に示すようにニキビの主な原因は
1.角栓のため皮脂がたまってでない
2.皮脂が作られる量が多い
3.ニキビ菌が悪影響を与えている
の3つです
つまりこれらをうまくコントロールすればいいわけです
今まで保険治療されてきたものは
メインは塗る化膿止めや飲む化膿止めで、あとは少しビタミンと場合によってはホルモン剤あるいは漢方といったところで、ニキビ菌を殺す治療が主で、角栓をできなくするという治療が欠けていたんですね
そこでケミカルピーリングで角栓をとるという治療が自費診療ながらも多く行われてきました
そこに昨年秋にやっとすでに世界標準治療となっているディフェリンと呼ばれる外用レチノイド(塗るタイプのビタミンA)が登場し、医学的には 毛包漏斗部の角化を抑制し、角化異常の改善をする といいますがありていにいって出口をつくる治療ができるようになったわけですね
乾燥 不快感 かゆみ 赤み などの副作用がでることや効くまでに時間がかかるなどもありますが、
本来のニキビ治療らしい治療が加わったというわけです
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