

2025年02月16日
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
コメント欄にも返信させていただきましたが、参考になるのでこちらにも詳しい説明をアップしておきます。
他院でワキガ手術を受けられた方からのコメントです。
「昨日抜糸終わりました。東京の美容整形で形成外科専門医の院長自ら執刀してくださり保険適用でした。アンカー縫合は無しです。胸側に脇毛そのまま残ってます。手術したところの脇毛は短いですがまばらです。洗うと石鹸につくものがあるので毛根とれてるかもです。先生の手術と比べると圧倒的に範囲狭いです。一番心配だった臭いは着ていたシャツにやっぱり残ってます。今日も石鹸で下洗いしました。今冬ですが夏になってまた化繊のワンピースに臭いがつくようだったらがっかりです。手術時間は両脇1時間でしたが終了後に採ったアポクリン腺は見せてもらいました。多いようでしたがしれで全部なのか一部なのかわからないです。 アポクリン腺も固まりで皮ごとついてるのでなくイクラの卵もようにひとつひとつ独立したものが右と左の別のトレーにありました。 保険診療だとこんなもんでしょうか。夏に臭ったらまた制汗剤でしょうか? ボトックス注射はできますでしょうか? お医者さんに圧があって怖くて聞けません。 」
アンカー縫合は皮膚と皮下の組織を密着させるために行います。当院でのアポクリン腺の除去はしっかり除去していますので、ある意味皮膚がダメージを受けているので、そのダメージを少なくし、一刻も早く回復させるためにアンカー縫合を多数行っているのです。
アンカー縫合無しということは皮膚を削っていない(アポクリン腺除去をしっかり行っていない)と想わせます。
胸側に脇毛がそのまま残っているということはその部分は手術していないということを意味します。
濃い毛があるところはほとんどの場合アポクリン腺が存在します。当院ではアポクリン腺が胸側まであればその部分まで手術するか事前に確認しますがみなさんすべての除去を希望されますのでその部分まで除去しています。
つまり全体としてアポクリン腺の除去が少ない可能性があります。
手術直後はガーゼに残り香がすることがありますが、ワキをきれいに洗える段階になってワキをきれいに洗えばワキガ臭はしないと思います。(傷の治り方によってワキガではない傷の臭いがしばらくすることはあるかもしれません)
当院での手術時間はすごく短い方で両脇で2時間半で、だいたい3時間以上、広いともっと時間がかかります。
1時間の手術と3時間の手術では内容が違うと思います。
保険診療だからどうだとか自費診療だからどうだというものではなく、手術するドクターの技術や知識、手術時間、やる気によって結果は大きく異なると思います。
当院で行っている手術方法は直視下剪除法(皮弁法)ですが、保険診療で行われている方法も術式としては同じ直視下剪除法(皮弁法)です。
傷がある程度落ち着けばボトックス注射は可能だと思いますが、ボトックスはエクリン汗腺の働きを抑える(多汗を抑える)だけでワキガ臭の原因となるアポクリン腺の働きを抑える作用はありません。汗が少なくなる分蒸発する汗が少なくなって多少臭いがましに感じられることもあると思いますが、根本治療ではありません。
術前の説明と結果が違うと思われて、医師の圧が強いのであれば、もう少し時間が経ってからでも、お父さんやご主人?と一緒に手術を受けたクリニックで再度説明を受けられるといいと思います。
ちなみに僕は外科専門医で、形成外科専門医ではありませんが非常に多くのワキガ手術を行い、多くの方に喜んでいただいていると思います。
ワキガをきちんと治している実績を示すのではなく、専門医を強調している場合には逆に注意が必要だと思います。
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