

2009年11月03日
ゼルティック社のクライオリポライシスについてもう少し詳しく書きたいと思います。今のところ決まった日本語訳がありませんので、クライオの直訳で一応冷凍という訳をあてていますが、正確には4~5℃に冷却するだけで冷凍するわけではありません。冷却脂肪融解法といった方がいいかもしれません。細胞が死ぬ時にはネクローシス(壊死)という異常な炎症を強くおこすタイプとアポトーシスと呼ばれる炎症をあまりおこさないタイプがあります。クライオリポライシスの際には脂肪細胞のアポトーシスが起こるようです。2~6ヶ月の自然な炎症プロセスで脂肪が約1cm減少します。手順としては吸引カップで脂肪を皮膚ごと吸引しながら冷却するだけです。現在は1部位1時間かけたプロトコール(決められたやり方)になっており、これを2ヶ所行うと約2時間かかります。吸引してはじめの10分はやや痛みがある場合があります。施術直後に施術部位を触るとサクサクした感じがして、数日は内出血がでることもあり、1週間くらいはしびれがあったり、触られたくない感じがします。あまり脂肪が多い場合や少なすぎる場合は効果を感じにくい時があるようですが、少ない場合はともかく、脂肪が多い場合は何度も行うと改善する可能性もあります。吸引カップに減量したい部分の脂肪がはさめることが必要ですので、脂肪が分厚すぎたり、薄すぎる場合は適応外となります。今のところ脂肪吸引にとってかわる方法ではなく、脂肪が広範囲にたくさんある場合には脂肪吸引が必要ですが、お腹やわきばら、背中周辺のぽっこりとしたでっぱりをひとに知られないように治療するという点では一番いい治療となるかもしれません。
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