なぜ炭酸ガスフラクショナルレーザー?

顔全体のニキビ跡のへこみやしわなどの治療といえば、以前は強いケミカルピーリングや炭酸ガスレーザーで全体を削るリサーフェシングという治療が行われていました。しかしケロイドや色素沈着のでやすい人にとっては副作用が問題となり、こうした治療はされなくなりました。それでも副作用がでなかった人の効果は高かったため、研究が進められ、全体を削るのではなく、部分的に入れ替えるのであれば、大きな副作用はでないだろういうことでフラクセルを代表とするフラクショナルレーザー治療が考案されました(ちなみにフラクショナルというのは断片的なという意味です)。フラクセル登場以降多くのフラクショナルレーザーが開発され、今ではレーザーだけでなく、高周波を使ったものなどさまざまなフラクショナルな入れ替え治療が開発されています。炭酸ガスフラクショナルレーザーもこの一つです。つまり昔は炭酸ガスレーザーで表面すべてを削る強い治療(強くアブレーティブな治療)だったのが、削らずに部分的に凝固させる強いけれどもやややさしめの治療(ノンアブレーティブな治療)にかわり、それがまたさらなる効果を求めて、揺り戻されて炭酸ガスで部分的に削る強い治療(アブレーティブな治療)になったという感じです。
美容と健康の魔法の杖
以前レーザーの波長のグラフを掲載しましたが、その時は1000nm以上の波長の部分はありませんでした。今回は1000nm以上の波長が長い部分のグラフで、炭酸ガスの波長が優れていることを示しています。


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ブリッジセラピーの原理です

炭酸ガスレーザーは水に吸収されるので、水分が多い部分が蒸発します

フラクショナル炭酸ガスレーザーでは通常皮膚の5~10 %を蒸発させます

ブリッジセラピーの原理をイラストで説明します

左から1.2.3.4.5と番号をつけると


美容と健康の魔法の杖-ブリッジ
1.照射前のシワや皮膚内部が不均一なために、肌のハリやツヤがそこなわれている状態です

2.レーザー照射で皮膚の一部が蒸発し小さな穴があきます

3.レーザー照射後、皮膚の自己再生能力によって徐々に穴が修復されます

4. 穴の修復と伴い、皮膚内部の細胞分裂が活性化されます

5. 穴の完全治癒が行われ、穴の周囲も均一に細胞が分布、平均化します


フラクセルなどの今までのフラクショナルレーザーでは凝固といって熱で変性しかたまった状態になりますが、このように穴は開きません

それが一番違うところです


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TVや雑誌によくでてくるブリッジセラピーとは?

炭酸ガスレーザー・アンコアによるフラクショナル治療をブリッジセラピーと呼びます。当院でも最近導入しました。

皮膚を入れ替えることにより、ニキビ跡のくぼみ、毛穴、しわ、しみ、傷跡、場合によってはたるみを治療します。

「ブリッジ」=「橋」です。レーザー照射を行い、皮膚を一部蒸散させ(蒸発させ)、残りのダメージを受けていない健常皮膚からブリッジ状に治っていくイメージです。皮膚を入れ替えるということではこれまでのフラクショナルレーザーと同じですが、今までのフラクショナルレーザーが皮膚を凝固したのに対し、炭酸ガスフラクショナルレーザーでは皮膚を蒸散させる(蒸発させる)ことでさらに効果を高めています。皮膚を凝固した場合は熱変性した組織が徐々にある程度吸収されますが、蒸散の場合は熱変性する部分もありますが、メインは皮膚が瞬時に蒸発し、皮膚が収縮するため効果がより高いのです。

イメージしづらいかもしれませんが炭酸ガスフラクショナルレーザーの場合は良くも悪くも皮膚が蒸発する部分と熱変性する部分が生じることとなります。デメリットは色素沈着などの副作用がでやすい可能性があることです。

また同じ炭酸ガスフラクショナルレーザーでも機種により効果や副作用に違いがあります。アンコア・ブリッジセラピーと他の炭酸ガスフラクショナルレーザーとの一番大きな違いは出力と照射時間の差です。アンコアは出力が 240Wで他の機種は30Wですので、アンコアは高出力な分、レーザーのパルス照射時間は短くなるので、周囲のダメージを抑えながら蒸散させられるのです。炭酸ガスレーザーが連続波→スーパーパルス→ウルトラパルスとパルス照射時間が短く改良されてきたのをフルに利用しているわけです。

わかりやすくたとえれば切れるナイフと切れの悪いナイフの差です。切れるナイフだとすっぱり切れて、残った部分のダメージが少ないわけです。切れないナイフだと残った部分もギザギザに切れたり挫滅されたりして余計なダメージを受けることになります。つまりアンコアでは副作用は少なく、より効果を高くすることが可能です。機械の価格がアンコアは他機種の2倍くらいの価格ですので違いがあるのは当然ですが・・・


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ホクロ除去がいっぱい

最近ホクロ除去の方がたくさんいらっしゃいます。

以前にもこういったことがあり、その時はホクロ相の番組が放送されていたようで、ここのホクロはいいとか、ここのホクロはよくないとかホクロの位置で運勢がかわるというTV番組があったと後でおききしました。
今回も何か放送されたのでしょうか?
ホクロは通常のシミとは異なり、根が深いですので、高周波メスや炭酸ガスレーザーでしっかり削り取る治療を行います。
治療したことがあるけれども再発したといわれる方は通常は削る深さが少ないためです。
創傷治療を工夫すれば、くぼみを盛り上げることができますので、しっかり削り取って再発をおこさないような治療を行っています。


           

チリメンジワをなおしたい

非常に細かなシワをチリメンジワといい、乾燥するこの季節ですから気にされる方も多いわけですが、今回はこの治療についてどのような方法があるか考えていきたいと思います。

① ひとつめはみなさん行われていると思いますが保湿など化粧品による対応ですね。特に冬場は乾燥しやすくなりますのでしっかりとした保湿が必要です。

② 2つめは内面からの保湿ですね。ひとのからだの一番重要な栄養素はタンパクです。タンパクが少ないとからだが乾燥してしまいます。採血を行い、分子整合栄養医学的な解析を行い、必要な栄養素を補給します。

③ 最近ではレチノールというビタミンAの仲間が化粧品にも配合されるようになりましたが、医療ではこれよりはるかに強力なレチノイン酸を使用して新陳代謝を高めることにより治療することもできます。

④ そしてケミカルピーリングやフォトRFなどの光治療やレーザートーニングなどのレーザー治療などお肌にやさしい系の治療があり

⑤ またヒアルロン酸などの保湿成分を直接注射で皮膚に打ち込む治療法もあります。
美容と健康の魔法の杖-ヴィタールライト
写真は少量ずつ皮膚に細かく注射を行うレスチレンヴィタールライトというヒアルロン酸です。

⑥ さらにはフラクセル2やブリッジセラピーなどのフラクショナルレーザーにより肌そのものを入れ替えてしまう強力な治療があります。


実際にはこれらの治療をいくつか組み合わせて治療を行っていきます。