2020年02月10日
今日も最近で3人目の香川の方のわきが手術でした。最近なぜか香川の方が続いています。
わきがが治る治らないは単にきちんとアポクリン腺を除去できているかいないかによります。
手術前にはワキを見て汗腺を除去する範囲を決めます。
この時に主には毛の生えている範囲を目安にしますが、今回手術の方の場合は毛が生えている範囲より広めにオレンジのマークをつけています。
内部のアポクリン腺を確認してアポクリン腺がある範囲まで剥がしてアポクリン腺を除去します。
アポクリン腺
アポクリン腺をきれいに除去すると
表側から見ると
ピンク色に見えている範囲がアポクリン腺を除去した範囲です。
この写真の左上のところはオレンジのマークを超えてピンク色になっています。
この写真からわかるのは毛の範囲だけでなくそれより広くアポクリン腺があることを確認してそれも除去していることとオレンジのマークを超えているところは事前にマークしたところよりさらに広くアポクリン腺が存在してそれも除去していることです。
つまり外から見るだけではアポクリン腺の範囲はわからないのです。
剪除法が一番確実だとされるのはきちんと目で確認しながら手術できることです。
さらに単に広く除去するだけでなく、できるかぎりきれいに治さないといけないので、これを丁寧に縫い合わせます。
傷口を縫い合わせるだけでなく、全体にアンカー縫合を行って丁寧に縫いつけます。
このアンカー縫合をするからこそ広い範囲の手術をおこなうことができ、再発のないわきが手術ができるのです。
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