2016年02月04日
しわがあっても治療してはいけないケースがあります。
それは目を見開くために眉を上げ続けている癖のあるケースにボツリヌストキシンを打つことです。
ボツリヌストキシンがしわに効く理由ですが、ボツリヌストキシンは神経麻痺を一時的に起こします。
このため筋肉の動きが抑えられてしわを寄せることができなくなります。
これを利用して目尻や眉間や額やあごのしわに注射してしわを防ぎます。
ただ目を見開くために眉を上げ続けている癖のあるケースにボツリヌストキシンを打つと眉があげられなくなって上まぶたがかぶってしまい人相がかわってしまうのと視野が狭くなってしまい非常に不快感を感じます。
では額のしわをボツリヌストキシンでは治療できないのかというとそんなことはありません。
治療例をご紹介すると
治療前は額の真ん中から上にかけて数本の横じわが見られます。
これは次の写真のように普段眉をあげる癖があるためです。
このような癖を何度も行っているので、しわが癖づいてしまってしわの一部が残ってしまっているのです。
次の治療後の写真ではしわがなくなっているのが分かると思います。
この写真のケースは適応を選んで行っていますから、ボツリヌストキシン注射をしても人相はかわっておらずしわがきっちり治っていますが、安易に行うと眉が下がってしまいまぶたがあげられなくなるために視界が狭くなってしまいます。
ボツリヌストキシンを注射するだけの簡単な施術に見えますが、医師の診断能力や精密な治療の手技が必要な施術と言えます。場合によっては治療をしないという選択も必要です。
『この写真では小さくてよくわからないわ』と思われる方は下記のページをご覧ください。
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