2021年10月17日
ワキガが治るかどうかはアポクリン腺を完全に除去できるかどうかにかかっています。
アポクリン腺を完全に除去すれば治るし、除去の仕方が不完全だとワキガも残る
ただそれだけです。
最も確実に除去できるのが剪除法なので当院では剪除法を採用し、アポクリン腺を完全に取り除いているわけです。
もちろん剪除法であってもアポクリン腺を取り切れなければ、ワキガは残ります。
他院手術後の再発の方の話を聞いていると手術前の説明の時に臭いは8割とれるとかほとんどとれるとかいう説明を受けていることが多いようです。
当然ですが物理的に7~8割アポクリン腺を取り除いてもワキガの臭いは残ります。
この場合アポクリン腺の量としては2~3割になっていても患者さんが臭いがすごく減ったと感じられないために再手術を希望される方が多いわけです。
つまり臭いがしないレベルまで減らさないと効果を感じられないことも多々あるということになります。
ちなみに今日カウンセリングに来られた関東のワキガ再発の方はワキに2本の傷跡があって毛はボウボウに生えていました。その時点で手術が不充分なことは予想できますが、ガーゼでワキをぬぐって臭いをかいでみるとはっきりワキガ臭が残っていました。
これでは何のために手術を受けているのかがまったくわかりません。
治療を受けて本当にワキガが治るのか、中途半端な治り方ではないのか、臭いが残っている場合どういった対応をとってくれるのかをしっかり確かめてから治療を受けられた方がいいと思います。
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