2013年08月02日
ワキにアルコールの1種であるエタノールを注入して、アポクリン腺を破壊し、ワキガを治療して90%以上の人がいい結果だったという報告が中国でされているようです
165例に行って、2例皮膚の壊死が起こって、15例に表皮融解や局所性皮膚壊死となっていますから、この2例というのはそれなりに広範囲の壊死が生じたのでしょう
エタノールはアポクリン腺だけを壊死させるのではなく、あらゆる細胞を壊死させるのですから、当然といえば当然なのですが、予想できない広範囲の壊死が生じる可能性があるので一般的に受け入れられるかは疑問です
以前は外科医だったので肝癌にエタノールを注射していたわけですが、手技自体はそれよりずっと容易ですが、自分の患者さんのワキガ治療にすぐ試そうとは僕には思えません
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