2009年10月02日
コレステロールが高いということを気にされる方が多いと思います
血中総コレステロール値220mg/dl以上あるいはLDLコレステロール140mg/dl以上は当に高いのでしょうか?
最近は『家族性高脂血症など何らかの異常のある場合以外の人はコレステロールを下げる必要がない』という意見も大きくなってきました。
コレステロールには、悪玉コレステロールと呼ばれる全身の細胞にコレステロールを送るLDLコレステロールと善玉コレステロールと呼ばれる逆に全身からコレステロールを回収するHDLコレステロールがありますが、本当は善悪はなくどちらも必要なものです。
ニキビの方や精神的に不安定な方はコレステロールが非常に低くなっていることがあります。
コレステロールが低いと自殺率があがったり、癌にかかりやすいといわれています。
分子整合栄養医学でもコレステロールをある程度高く保つように教えますが、細胞の膜や神経細胞を作るのにコレステロールはかかせませんし、いろんなホルモンの原料ですので大切なのです。
浜崎智仁 富山医科薬科大学教授(日本脂質栄養学会会長)や 大櫛陽一 東海大学医学部教授 らも、一般向けの著書をいくつも出版されて啓蒙活動を行われています。
読んでみると“目からウロコ”でおもしろいですよ。
最近は研究を行って論文発表する時に『どこから資金提供を受けたか』ということが明記される方向になっています。
つまり資金提供したところに有利な発表がままあったわけですよね。
EBM(ebidence based medicine) 根拠に基づく医療とやかましくしばらく前からいわれています。
それまで根拠に基づいてなかったんかい!という話ですね。
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