2014年04月18日
ニキビ跡を治すためにケミカルピーリングを希望される方がおられますが、一般に行われているグリコール酸やサリチル酸のピーリングではへこみはなおりません
活動性のニキビがたくさんあって顔全体が腫れたようになっている人はケミカルピーリングをすることによって、活動性のニキビが落ち着き、結果的に顔の腫れがひいて、ニキビ跡のへこみが良くなることはありますが、炎症が落ち着いてニキビ跡のへこみだけが残っている状態で、ケミカルピーリングを行ってもへこみはなおりません
もしケミカルピーリングでへこみが治るなら、通常のピーリングでなく、フェノールやTCAなどの深くにまで浸透して、皮膚を化学的に焼く方法であれば理論上は治る可能性がありますが、東洋人はケロイド等のリスクが高く、実際には行われていません
皮膚を入れ替えれば治るのですが、強いピーリング剤やアブレージョンと呼ばれる皮膚をやけどさせて全体に入れ替えるのはリスクが高すぎます
このため皮膚を部分的に入れ替えることを何度も繰り返すフラクショナルレーザー治療が考案されて、フラクセルレーザーが登場し、その後炭酸ガスフラクショナルレーザー等も行われてきたわけですが、レーザーで深部まで治療しようとすると色素沈着などが長くなり、色素沈着を恐れて軽く行うと効果がみられません
そこで電気で皮膚を焼くeマトリックスが考えられ、色素沈着などのダメージは少ないのに効果はしっかりでるということが可能となっています
またニキビ跡のへこみだけでなく、しわ、たるみ、毛穴、活動性のニキビ等に効果があります
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