2009年09月22日
こんにちは
今回はニキビ跡のへこみや長く続く赤みなどについての治療のお話です
これらに対し、グリコール酸ピーリングやマクロゴールピーリングなどの弱いケミカルピーリングや塩などを吹き付けて削ったり、ダイヤモンドが表面についた金属の棒で削ったりする治療が行われている場合もあると思いますが、これらは皮膚の表面の角層を削る治療であり、ニキビ跡は皮膚の奥深く真皮までへこんでいるので効果はありません
つまり皮膚をかなりの深さまで入れ替えるような治療でないと効果はでないわけです
そこで考えられたのがフェノールなどによるディープピーリングや炭酸ガスレーザーによって顔全体の皮膚の表面をかなりの深さまで蒸散させる(吹き飛ばす)治療です
しかしケロイドや色素沈着のリスクが大きいことや長い入院が必要でダウンタイムも大きな治療のため、一般的に行うということはできませんでした。
今行われている治療は、部分的な治療としてはTCAなどのピーリングや炭酸ガスレーザーを使って中程度の深さまでそのへこみの局所だけを削る治療です
これはへこみの部分をわざと傷つけて自己治癒力を使って治す方法ですね
そしてへこみが多数ある場合や長く続く赤みがある場合は、TCAピーリングや炭酸ガスレーザーを全体に行うわけにはいかないので、フラクセル2を代表としたフラクショナルレーザーで治療します
皮膚に細かくレーザーを照射することで安全に皮膚を入れ替えることができます
美容皮膚治療に熱心なクリニックは必ずフラクショナルレーザーを導入しています
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