2022年01月13日
ワキガ手術後の経過について質問を受けることがあります。
過去のブログにも挙がっていますがわかりやすいように整理してみます。
まず手術当日です。
まず皮膚を切開し、アポクリン腺を露出します。
この方は他院術後の再発のケースですがアポクリン腺はたくさん残っています。
やや剥がしにくいのは前回治療を受けているためだと思いますが、アポクリン腺が多すぎて治療を受けた状態とはわかりません。
すべて丁寧に除去すると〝とり皮〟のようにも見えますね。
はがした部分は丁寧に縫いつけます。ピンク色の範囲です。この部分がアポクリン腺を除去した範囲です。ブルーの糸がたくさんついています。
ブルーの糸の縫合をアンカー縫合といいます。アンカー=いかり⚓という意味です。
船がいかりを下ろして動かないように固定しますが、皮膚がずれて動かないように皮膚とその下の組織を縫い合わせます。
周囲についている黒い糸は圧迫の綿(タイオーバー)を固定するための糸です。
タイオーバーを固定するとこんな感じです。
この上からテープで圧迫して手術は完成です。
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