2009年10月11日
タイの病院が身長や体重に合わせて処方するダイエット薬との触れ込みで、「ホスピタルダイエット」と称する薬がインターネット上の多数の輸入代行業者を通じて購入使用されており、複数の錠剤やカプセルがセットになっており、食事療法に使われる「マジンドール」や鎮痛剤、抗うつ剤、向精神薬の成分などが含まれていて、死亡例もでているとして厚生労働省が注意喚起を行っています。
「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について:厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/jirei/030902-1.html
数年に一度は同じような注意喚起が行われているように思います。
マジンドールはサノレックスという商品名で日本でも使われている食欲抑制剤ですが、この薬と一緒に飲まないようにとされている薬がはじめから入っているわけですから副作用がでるのはある意味当然です。
以前には副作用が強く危険なので医療で使われなくなった薬が含まれていたダイエット薬もあったのですから、正しい知識もなく、こういった薬を使うのは非常に危険なことです。
もう5年以上前だと思いますが、クリニックのスタッフがデパートで買ってきたダイエット薬が回収されたことがありました。普通のデパートの健康食品売り場で売られていたものです。
新しいダイエット薬は今も研究されていますが、効果は高いが副作用はないというようなミラクルなダイエット薬はまだ登場していません。
逆にこの薬が効いたという話題のダイエット薬があれば副作用もあるのではと疑ってみることが必要です。
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