2009年10月23日
前回お話した歯周病ケア以外にも口腔内関連では歯科治療にもちいられる金属にも問題があるのではないかと考えられています。一番は水銀の問題です。
現在は使用されることが少ないようですが、歯科の充填剤に使用されるアマルガムは水銀の合金です。以前に金属を入れられた方でくすんだ銀色であればアマルガムの可能性があります。これは水銀を含む金属で徐々に水銀が溶け出していると考えられています。僕も友人の歯科医に除去してもらいました。
また自閉症に水銀が関係あるのではないかといわれ、予防接種の中に入っているチメロサールという保存剤が水銀なので問題となりました。
数年前からチメロサールなしの予防接種が開発されていますが、日本で行われている予防接種にもまだチメロサールがはいっているものと入っていないものがあります。
また水銀が多く含まれる魚もあります。メカジキやマグロ、サメなどの大型の捕食性の魚を食べる量を制限するように各国で注意がだされています。主に妊婦に対してですが、すべての人を対象にしている国もあります。日本の厚生労働省も妊婦に対して注意をだしています。
『これからママになるあなたへ お魚について知っておいて欲しいこと』 厚生労働省( PDF)
魚はEPAやDHAなどの重要な不飽和脂肪酸を含み、良質な蛋白源としても重要ですが、種類や量に注意が必要だというわけです(僕もほぼ毎日魚を食べています)。
ただ日本人は、例えばアメリカ人と比較すると水銀の蓄積が多いですが、だから水銀中毒が目に見える形でたくさんでているわけではありません。しかし何らかの影響がある可能性はあるため、注意は必要だと考えられます。
このように水銀を含むものをできるだけとらないあるいは量を考えてとる。つまり IN のコントロールと最近広く行われるようになったキレーション(水銀除去だけが目的ではありませんが)などで水銀などを排泄する OUTのコントロールの2本立てで行われるようになっています。
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