2009年09月14日
1ヶ月以上前ですが8月1日、2日に新潟で開催された日本美容皮膚科学会に参加してきました
大阪空港から飛行機で行きましたが、地面から低い階段で乗れる小さなプロペラ飛行機で『こんな飛行機で大丈夫なの?』という感じでしたが、途中の揺れもそうたいしたことはなく、問題なく無事行き帰りできました
学会の内容はほほニキビ治療のディフェリン1色といってもいいような内容で昨年10月に使用がはじまった外用レチノイド(ビタミンA誘導体)のディフェリンのこれまでのデータをまとめたものの発表でした
これまでの治療より基本的には優れた治療ですが
・炎症性のニキビには効果をあげるのに時間がかかる
・刺激感などの副作用のため治療を中断してしまうヒトもいる などが発表されていました
ディフェリンはすでに海外ではニキビ治療のスタンダードの薬剤で、ニキビ治療に力を注いでいるドクターにとっては待ちに待った治療薬です
これまでのニキビ治療といえば、抗菌薬の内服や外用がメインで、不充分だとわかってはいるけどそれしかできないということで苦しんだドクターも多かったと思います
このため美容専門クリニックなどが行っていたケミカルピーリングなども自費診療で取り入れる皮膚科クリニックも多くみられました
これでかなり救われる患者さんも多くなるだろうと思いますが、海外のニキビ治療とくらべるとまだまだ遅れているといわざるを得ず、重症のニキビの治療には難渋すると思います
これからも皮膚科医の悩みは続きそうです
ニキビについては別に機会を設けてもう少し詳しくお話したいと思います
最新の記事
カテゴリ一覧
月別
お悩み別メニュー