2009年10月14日
クリニックでは毎朝ミーティングを行い、全員が同じ方向に向かって仕事ができるように治療方針や連絡事項の確認を行い、その後、本読みをしたり、見聞きしたいい話があればそれを話したりしています。
今日のミーティングでは、12日にTV放送された「横道にそれていいんだ~伝説の国語教師 橋本武~」について話しました。橋本先生は神戸の灘中学・灘高校で50年間教壇に立ち、かつては無名だった同校を、東大合格者数日本一に押し上げた“伝説の国語教師”です。国語嫌いだった生徒からも学ぶ意欲を引き出し、やがて東大へと導きました。この先生は受験向けの勉強を強制的にさせたのではなく、他人から教えてもらうだけでなく、自ら学ぶことによって新たな境地が開けていくこと自体の楽しさを教えました。問題解決の方法を教えただけではなく、問題を解決していこうという意欲を引き出したのです。1週間くらい前のブログの『ターニングポイント』でも書きましたが、僕も恩師によってそういう意欲をひきだされたのです。テレビで放映された教え子のコメントもそうでしたが、そういった意欲はその時限りのものではなく、その人の生き方に一生かかわる大切なものです。
いつも同じ事を話しているのですが、『僕だけががんばってもいい結果は得られません。仕事をやらされているのではなく、スタッフひとりひとりが自分のこととして能動的にかかわっていくことにより、患者様の喜びも自分の喜びとして感じられるようになります。それは今ここで働いていることに生かされるだけでなく、自分の一生の宝となるので一緒にがんばってください。』という話をしました。
高い山でも一歩ずつでも登っていけばやがて頂上につきます。常に前向きに一歩一歩すすんでいきましょう。
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