2009年10月22日
立ち寄った本屋で電子タバコが目に付きました。
本屋でもこんなものが売られるようになったんですね。この製品とは違うかもしれませんが、少し前にアメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる)が電子タバコに 発癌性物質をはじめとする毒性物質が含まれると警告をだしましたが、タバコと比べるとどっちもどっちという感じもします。イギリスでは、たばこを吸える場所が少なく、分煙ではなく、全面禁煙がすすみ、喫煙者は肩身のせまい思いをしているようです。たばこの価格も1000円くらいするようです。
美容皮膚治療をしていて患者さんをみていて思うのは、やはりタバコを吸われている方は加齢がはやいということです。もしかしたら同年代と比べて10歳以上、年をとってみえるかもしれません。手術の跡がなおりにくいという傾向もあるように思います。
最近では高濃度ビタミンC点滴が癌治療や美容目的に行われています。癌治療として行う場合にはビタミンCの血中濃度を測定しながら行うのですが、タバコを吸っている場合は血中濃度が上がらないので必ず禁煙した上で点滴を行います。つまり、それくらいたくさんビタミンCが消費されてしまうわけです。
美容的にはビタミンCは美白だけでなく、コラーゲン合成にも必要です。つまり不足するとしみ、くすみ、しわ、たるみが増えるわけです。理論と実際の印象が一致しています。
ニコチンパッチやガムだけでなく、先の電子タバコもありますし、チャンピックスという新しい禁煙補助薬も登場しています。これはニコチンの受容体にくっついてニコチン様の働きをして離脱症状をおさえ、さらにたばこを吸っても、ニコチンが受容体にくっつけないので、たばこがおいしくなくなるようです。
たばこを吸われている方は禁煙にトライしてみませんか。
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