2010年09月13日
僕たちが行っている分子整合栄養医学で血液検査を行うのですが、そのひとつにペプシノゲン検査があります
ペプシノゲン1とペプシノゲン2があり、ペプシノゲン1は胃酸の出方をみていて、ペプシノゲン2は胃の炎症の度合いをみています
ペプシノゲン1/2比、つまりペプシノゲン1÷ペプシノゲン2の値が低いと慢性胃炎やピロリ菌の感染が強く疑われます
当院でも何人もピロリ菌陽性の方を見つけています
ピロリ菌がいれば治療して除菌すればいいのかというのは未だ賛否両論ありますが、ピロリ菌はいれば除菌すべきとする学会もあり、除菌する方向になりつつあるようです
胃潰瘍や十二指腸潰瘍がなければ、ピロリ菌だけでは、除菌が保険適応にならないようですが、胃がんとの兼ね合いもありますので、除菌していただく方向でお話をしています
当院でピロリ菌の感染が疑われる方には、胃カメラをおすすめしていますが、恐いとおっしゃられる方もおられます
病気ではありませんが、僕も何度か胃カメラを飲んだことがあります
もう25年くらい前でしょうか?
当時は医学部の貧乏学生でしたので、新薬の治験(実験ですね)のために、胃カメラを飲み、胃にアルコールを吹き付けて、胃潰瘍をわざと作って、新薬が効くかどうか試すというアルバイトでした
アルコールに弱い僕は、胃カメラを飲んだまま、酔っ払わせられる(アルコールを吹き付けるので)という体験でけっこう大変でした
友人の一人はあまりの胃の痛さに別の強力な胃薬を処方してもらっていました
稼いだお金で香港へはじめての海外旅行に行ったのを思い出します
今は昔より胃カメラも細くなり、観察するだけなら、鼻から挿入する細い胃カメラもあります
軽くぼーっとする麻酔をかけて楽に検査してくれる施設もあると思いますので、胃カメラをお勧めした方はぜひいい病院を探して検査をお受けください
城本クリニック広島院 信頼のワンドクター制
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