2015年12月29日
僕たちは美容や健康の維持のために高濃度ビタミンC点滴を行っています。
しかし高濃度ビタミンC点滴はもともと癌治療としても期待されていました。
分子整合栄養医学の創始者であり、2つのノーベル賞を受けたライナス・ポーリングは1976年にすでに論文を残しています。
ライナス・ポーリングの論文
日本でも分子整合栄養医学を行う多くのクリニックや点滴療法研究会に属する医師の間などで高濃度ビタミンC点滴療法が行われてきました。
点滴療法研究会へのリンク
なかにはビタミンC単独で癌に効いたケースもあるようですが、実際には単独での治療効果は充分とはいえず、他の薬剤との併用での治療として効果をあげていたり、QOL(生活の質)を改善に有効だとされています。
論文や臨床試験も下記のように公表されています。
ご興味ある方はゆっくりお読みいただければと思います。
高濃度ビタミンC点滴の医学論文へのリンク
高濃度ビタミンC点滴の臨床試験情報へのリンク
これだけ多く研究されているということは高濃度ビタミンC点滴がそれだけメジャーな治療法になっているということです。
ビタミンCは体内では副腎や白血球や脳に多く含まれており、
仮に血液中の濃度を1とすると脳には20倍、白血球には80倍、副腎には150倍のビタミンCが含まれるとされています。
これは本来そこにビタミンCが必要だから多く含まれているのです。
口からビタミンCをとっても、吸収量に限界があることや、吸収されたビタミンCもまずそうしたビタミンCをより必要とする臓器に分配されてしまいますので、結果的に皮膚や他の臓器にまわってくる分は少なくなってしまいます。
そこで体内に多量にビタミンCを入れ、皮膚を含め、各臓器に充分にいきわたるように高濃度ビタミンC点滴を行います。
しかし当然のことながら点滴はクリニックに行かないとできませんので、時間的にも場所的にも制限がでることとなります。
このためリポ化されたビタミンCのように口から摂るサプリでも、プチ点滴と呼べるくらいビタミンCを体内へ入れることのできる方法が開発されています。
抗ガン効果を期待して高濃度ビタミンC点滴を行う場合にもリポ化されたビタミンCが併用されています。
リポ化されたビタミンCで肌が白くなったと言われる方がけっこうおられますが、なかにはたばこをたくさん吸われる方で冷えが改善したとおっしゃる方もおられます。
以前のブログにもリポ化されたビタミンCのお話は書いています。
リポカプセルビタミンCに関するブログ
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