レチノールに首のしわを改善させる効果が発見された?

資生堂がレチノールに首のしわを改善させる効果があるという発表をしたようです。

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発見となっていますが、しわに効くこと自体は特に目新しいことではなく、わかっていることです。

ご存知の方もおられると思いますがレチノールはビタミンAの仲間です。

ビタミンAには皮膚の代謝を改善させる効果があり、しわ治療以外にも保険診療ではかなり以前からディフェリンというビタミンAの仲間が、にきび治療薬として使用されています。

レチノールというのはビタミンAの中では作用が弱く、同じビタミンAの仲間でもレチノイン酸と呼ばれる形の方が作用が強く、これもディフェリンがメジャーになる前から医薬品としてしわやしみ治療にも用いられています。

ただ効果が強いものは副作用も強いことが多いように、レチノイン酸では乾燥や皮むけがおこることがあります。ディフェリンでも乾燥や皮むけや一時的なにきびの悪化で使用を中止した方も多くおられることと思います。副作用を防ぐにはしっかり保湿しながら使用することです。

作用が弱いとはいえレチノールでも副作用がでる方はおられると思いますので、使用してみる方は効果や副作用をよく観察しながら保湿もしっかり行い、使用するようにします。

またレチノールの中でも種類や濃度によって効果に違いがみられるので、興味のある方は美容皮膚科に相談されてみられるのがいいと思います。

レーザーは正しく使う必要がある

当たり前といえば当たり前の話です。

『シミに対して他院でQスイッチYAG(ヤグ)レーザーを受けたけれども効果がなかった』という方にQスイッチルビーレーザー治療を行うことがありました。

当院にもQスイッチYAGレーザーはありますから、Qスイッチルビーレーザーがすべてに優れているというわけではなく、それぞれのレーザーを使い分ける必要があるわけです。

Qスイッチルビーレーザーの波長は694nm(ナノメーター)で、QスイッチYAGレーザーの波長は変えることができて532nmと1064nmです。

波長によって反応しやすい色やその反応の程度、どこまで深くにレーザー光が到達できるかなどが違います。

532nmや694nmの波長は黒に反応しやすいのですが、532nmはごく浅くにしか作用せず、694nmはもっと深くまで作用します。このためシミ治療にはQスイッチルビーレーザーが使われることが多いのです。

1064nmはさらに深くにまで届きますが、黒への反応が弱いため、シミにはあまり反応しません。(黒に反応しないのが必ずしも悪いというわけではなく、強く反応しない性質を利用して肝斑などにレーザートーニングとして用いることもあります。)

 『前回の治療時にもテープ処置をした』ということだったので、おそらくQスイッチYAGレーザーの532nmで治療していて、充分深くにまで届かなかったのでシミがとれなかったのだろうと予測できるわけです。

 ぶあつくない光老化のシミやADMを少ない回数で治すにはQスイッチルビーレーザーが優れています。

 シミの種類に応じて、治療方法を的確に判断し使い分けることが必要です。

このためいろんなレーザーを準備することが必要となるのです。