さくら美容クリニック

美容と健康の魔法の杖

永久に残る異物は大丈夫なの?

僕は基本的には各種シリコンプロテーゼやひきあげるために使う糸や豊胸のプロテーゼなど除去が比較的容易な異物は注意をしながら使用してもいいのではないかと思いますが、除去の困難な永久に残る異物はおすすめしておりません。

将来万が一何か抜きたい事情やトラブルがあっても除去ができなかったり、皮膚を大きく傷つけて除去するということになるからです

このためアクリルアミドや金の糸などは施術したことがありません。

今回の学会でもアクリルアミドなどは注入しないように警告されていました。

金もレーザーを当てたときに黒くなることがあるようなので注意が必要です。

リウマチの際には金を含むお薬が使われることがあるのでレーザー治療を受ける際には確かめて申告することが必要です。



旗 

   





新型脂肪溶解装置-美容外科学会速報

25日26日は横浜で日本美容外科学会が開かれています。

今日個人的に目を引いたものはZeltiq Aesthetic社のクライオリポライシスという新しい脂肪溶解を行うテクノロジーです。

脂肪を冷やすと水が凍るより先に脂肪細胞が死んでしまうことを利用しています。

皮膚を吸引しながら冷やすことによりダウンタイムなく皮下脂肪の厚さを1回で約1cm減らすということです。

美容機器にはいい加減な機械もありますがレーザー脱毛で有名なロックスアンダーソン博士が開発に関わっているということで期待しています。

もう2、3年前からでるでると言ってた機械がやっと登場するようです。


   




シミのカウンセリング

こんにちは

右頬のADM(後天性真皮メラノサイトーシス・生まれつきでない茶アザ)と思われるシミの患者さんが

来られました

当院へ来る前に、他のクリニックにカウンセリングに行ったところ、トレチノイン治療をすすめられたと

のことでした

トレチノインはビタミンAの1種ですがニキビだけでなく、単独使用ではシワ治療に、場合によってはハ

イドロキノンという美白剤と組み合わせてシミ治療にも用いられることがあります

ただ皮膚の浅い部分のシミにしか効果はなく、真皮のシミであるADMにはまったく効果はありません

光治療も真皮のシミには効果はなく、Qスイッチレーザー治療のみが真皮のシミを効果的にしかも安全に治療できます

すべてのシミにトレチノイン治療だけをするのは間違っています

レーザーや光治療の設備がないか、美容皮膚治療に興味がないか、知識がまったくないかですね

他院で光治療を行って、シミが濃くなった方もよくご相談に来られます

この場合は肝斑やADMや炎症後色素沈着に無理な治療をしている場合が多くみられます

アキュチップという光治療もQスイッチレーザーではありませんので肝斑やADMや炎症後色素沈着を治療することはできません

できれば以前のブログを読んでいただいて、不勉強者では太刀打ちできない知識を仕入れてください 


   







手術後の通院は少ないほうが良い?

わきが術後4ヶ月目の検診がありました

もちろんワキガ臭はまったくなく、汗もかかないとのことで、毛もまったくない状態です

この時期としては当然の経過で特に意味はありません

この方の友人が同時期に他院で吸引法?(小さな穴をあけてガサガサとる方法と言われていました)の手術を受けられました

現在中心部はある程度毛が減っているが、周囲にドーナツ状に毛が残っていて、臭いも残っていそうだというお話でした

術後4ヶ月目でこのような状態は論外ですが、毛がなくなるかどうかというのも効果的な治療が行えているかどうかの判断の一つですが、術後検診もクリニック選びの判断の1つとなります

いいかげんな手術でも手術で傷つけたことによる影響で手術直後は臭いはなく、手術後6ヶ月くらいしてから再発がはっきりしてくるからです

このためいいかげんな治療を行っている場合には6ヶ月以上たってからは来て欲しくない、つまり術後検診をしたくないわけです

『術後あまり通わなくていい』と通院の少なさをアピールしていることがあります

『通院が少なくてすむ』と言えば聞こえがいいですが、実は通って欲しくないというのが本音です

術後6ヶ月以上たって再発がはっきりする時期になれば、通院時に『臭いが残っている』とクレームを言われるからです

『もう来なくていいよ』といわれると通いにくいようですが、それにしても再発があっても多くの方があきらめてしまうというのは驚きです(これは他院で手術を行ったが再発した方が多数来られてそう言われるのでわかるのです)

僕は少なくとも術後1年くらいはたまには検診をお受けになるようにおすすめしています

自分が行った手術の後がどうなっているのかを確認することは大切です

これは他の手術でも同様です(本当は再発することがないので確認することがうれしいのです)


   







湿潤療法 傷は乾燥させずにしっとりさせている方が早く治る 

キズパワーパッドというばんそう膏が 傷が3倍早く治る と宣伝されて市販されています

15年以上前 大学の外科の抄読会(勉強会)の際に湿潤療法の理論を紹介した外国の文献を読みました

当時の周囲の反応は『なんじゃそれ』という感じであまり反応がありませんでした

外科をしていた時に傷のきれいな治し方に興味を持っていたというのは、それも現在の美容診療につながっていたのでしょうか?

アルミホイルを使ってイソジンゲルによる湿潤療法(本当は消毒剤が入っていないほうがよい)で指先のケガを治療していたのを思い出します

今の保険診療のしくみはよく知りませんが、当時は通院回数によって病院の収入が決まっていたので、保険適応のない高額な材料を使って、しかも通院を少なくするということは現実問題として難しかったということもありますし、傷を消毒しないという今までとはまったく正反対の治療法でしたから、湿潤療法の急速な普及は難しかったのだろうと思います

その後、外科から美容外科に転身し、働いていた頃、患者さんが指先のケガをして

骨を削って皮膚を縫い合わせる断端形成という処置をすすめられていました

その時保険診療で湿潤療法を行っている病院を紹介して、そこで断端形成せずに湿潤療法で治療し、指先が短くならず元通りに治ってとても感謝されました

もしころんでケガをして擦り傷にアスファルトなどの異物が入った場合には必ずすべてきれいに取り除いておくことが必要です

さもないとばい菌がついたり、治っても外傷性刺青という異物が残ることによる刺青になってしまいます(よく相談に来られます。Qスイッチレーザー治療を行います)

その後は湿潤療法です

夏目 睦 医師が一般向けの本も書いておられますので興味のある方は読んでみてください

しかし湿潤療法をずっと行っているとわかるのですが、うまくいかないことも実際にはあります

何にでも例外はあります

うまくいかないのに自己処置だけを続けるというのは禁物です

ケガやヤケドをした場合も美容治療を受ける場合も湿潤療法に詳しいクリニックにかかりましょう



   





ニキビ跡を治したい

こんにちは

今回はニキビ跡のへこみや長く続く赤みなどについての治療のお話です

これらに対し、グリコール酸ピーリングやマクロゴールピーリングなどの弱いケミカルピーリングや塩などを吹き付けて削ったり、ダイヤモンドが表面についた金属の棒で削ったりする治療が行われている場合もあると思いますが、これらは皮膚の表面の角層を削る治療であり、ニキビ跡は皮膚の奥深く真皮までへこんでいるので効果はありません

つまり皮膚をかなりの深さまで入れ替えるような治療でないと効果はでないわけです

そこで考えられたのがフェノールなどによるディープピーリングや炭酸ガスレーザーによって顔全体の皮膚の表面をかなりの深さまで蒸散させる(吹き飛ばす)治療です

しかしケロイドや色素沈着のリスクが大きいことや長い入院が必要でダウンタイムも大きな治療のため、一般的に行うということはできませんでした。

今行われている治療は、部分的な治療としてはTCAなどのピーリングや炭酸ガスレーザーを使って中程度の深さまでそのへこみの局所だけを削る治療です

これはへこみの部分をわざと傷つけて自己治癒力を使って治す方法ですね

そしてへこみが多数ある場合や長く続く赤みがある場合は、TCAピーリングや炭酸ガスレーザーを全体に行うわけにはいかないので、フラクセル2を代表としたフラクショナルレーザーで治療します

皮膚に細かくレーザーを照射することで安全に皮膚を入れ替えることができます

美容皮膚治療に熱心なクリニックは必ずフラクショナルレーザーを導入しています


   







ニキビはビタミンA欠乏症ではありません

前回までニキビ治療にさまざまなタイプのビタミンAが使われているというお話をしました

しかし ニキビ=ビタミンA欠乏症 ではありません

皮膚の状態は、からだの内側の様子を、表面に反映していると考えられます

つまりニキビもからだ全体の状態の反映であると考えられます

僕がニキビ治療を行うときには、必ずこういったからだの状態を改善させる治療を併用しています

具体的にはまず血液検査を行い、足りない栄養素を補給するのです

ニキビの方の場合、ビタミンAだけでなく、鉄や亜鉛、ビタミンB・C、たんぱく質などをとっていただくことが多くなります

またニキビは油がたまる病気ですが、油を制限するより、糖質を制限することが多くなります

これらは基本的に多種類の血液検査を行い、分子整合栄養医学的に解析を行い、投与する栄養素やその量を判断するのです

気血水を整えるなど考え方は少し違いますが、漢方治療も皮膚の状態は、からだ全体の状態の反映であると考え、治療を行うのです



   







ニキビにはビタミンAが効く

皮膚は表面から表皮、真皮、皮下脂肪からなります

この表皮の大部分は角化細胞といわれる細胞でこれにメラニンを作るメラノサイトなど他の細胞が混在します

表皮の構造は下から順に基底層、有棘層、顆粒層、透明層、角層となり、角層は剥がれ落ちていきます

もともと未成熟な細胞が例えば心臓の細胞となったり、肝臓の細胞となったりすることを分化するといいます

皮膚の中の表皮のなかでも基底層から角層まで分化していくわけです

ビタミンAはこの分化に強くかかわるビタミンです

分化を正常にして、余分な角層を減らし、結果的にニキビが治ります

医療で使われる ビタミンA にはいくつか種類があります

大きく分けて 外用(外から塗るタイプ) と 内服(飲むタイプ) があります

外用には ディフェリン  レチン(トレチノイン)など があり

内服には サプリメントのビタミンA  や ロアキュテインやアキュテインと呼ばれる単一構造のビタミ ンA(イソトレチノイン)薬があります

レチンは、主に ちりめんじわ などを改善させるお薬です 

もちろんこれもニキビに効くわけですが、より使いやすいように刺激感や赤みなどの副作用を減らしたものがディフェリンです

しかし副作用を抑えている分、逆にシワなどには効かなくなっていると思います

ロアキュテインなどの内服のビタミンAは、海外では重症のニキビの標準治療薬です

数ヶ月の内服でニキビがほとんど再発なく治ります

ただ奇形児の問題があり、内服後期間を空ける必要があるなど妊娠に注意が必要なことや乾燥も強くおこりますし、肝障害や精神障害など他の副作用もありますので、治療は血液検査をしながら慎重に行います

サプリメントのビタミンAは天然のビタミンAで効果もマイルドですが、ロアキュテインのような副作用がありませんので使いやすいビタミンAです

このようにニキビ治療にはビタミンAが大活躍しています



   





ニキビ治療の夜明け

こんにちは

今日はニキビの話題です

皆さんが ニキビが気になると 言われるものにはできたりつぶれたりしている 活動性のニキビ 

ニキビ後の長く続く赤みやへこみが残った状態 すなわち ニキビ跡 があります

今回は 活動性のニキビのできかた と前回のニキビのところでもお話したディフェリンのお話です

ニキビには主に男性ホルモン(テストステロン)により皮脂腺が活性化されて皮脂分泌が増え

皮脂腺の出口の角化が亢進して角栓を形成して(簡単にいえばアカが出口につまる)

さらに皮脂が貯留することによっておこる→面疱(白ニキビ) 

その角栓が酸化したり汚れたりして黒くみえる→開放型面疱(黒ニキビ)

にきび菌(アクネ菌)が増殖し赤く炎症をおこした→炎症性丘疹・膿疱(赤ニキビ)

があります



美容と健康の魔法の杖-にきび模式図

図に示すようにニキビの主な原因は

1.角栓のため皮脂がたまってでない

2.皮脂が作られる量が多い

3.ニキビ菌が悪影響を与えている

の3つです

つまりこれらをうまくコントロールすればいいわけです

今まで保険治療されてきたものは

メインは塗る化膿止めや飲む化膿止めで、あとは少しビタミンと場合によってはホルモン剤あるいは漢方といったところで、ニキビ菌を殺す治療が主で、角栓をできなくするという治療が欠けていたんですね

そこでケミカルピーリングで角栓をとるという治療が自費診療ながらも多く行われてきました

そこに昨年秋にやっとすでに世界標準治療となっているディフェリンと呼ばれる外用レチノイド(塗るタイプのビタミンA)が登場し、医学的には 毛包漏斗部の角化を抑制し、角化異常の改善をする といいますがありていにいって出口をつくる治療ができるようになったわけですね

乾燥 不快感 かゆみ 赤み などの副作用がでることや効くまでに時間がかかるなどもありますが、

本来のニキビ治療らしい治療が加わったというわけです


   








ドクターズコスメ②

こんにちは

今日はドクターズコスメの2回目です

どちらも新しい2つの成分のご紹介です


TPNa

今までのビタミンEは疎水性で、水に溶けにくい上、水中で不安定なため分解しやすく、化粧水や美容液には配合できませんでした。これらの欠点を改善したTPNaは新しく開発された水溶性のビタミンEで、極めて高い安定性をもち、皮膚にある酵素の働きでビタミンEとなり、優れた抗酸化・抗炎症作用を示します。


フラーレン

炭素のかたまりであるフラーレンが注目されています

といってももうかなり前から当院では使用しているのですが・・・

別名ラジカルスポンジと呼ばれています

わかりやすくいうなら

ラジカル→活性酸素

スポンジ→吸収するもの

ということで活性酸素を捕捉する物質です

抗酸化物質であるビタミンCやビタミンEなどと協力して活性酸素の攻撃から肌を守るわけです

またメラニン色素を作る酵素チロシナーゼを阻害して、メラニンの生成を抑えます


ごく簡単にですが2回にわたってコスメのお話をしました

考えようによってはただの化粧品ですが、これらの種々の最新の成分を配合したローションを当院のスタッフ全員が気に入って使用していますし、使われている患者様が実感として『非常にいい』と言われますので、実際にはここでお話したような単純な作用だけでは説明できない気がします



   






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