シンガポールで14年間調べたデータから、砂糖入り炭酸飲料を週2回以上飲むと膵癌になりやすいという報告がなされています。果物のジュースでは悪くはでなかったようです。まだほんとうの真偽はわかりませんが、全体的に糖分を取りすぎている人が多いと思います。もちろんその方によって異なりますので採血してから当院ではお話するのですが、糖分を控えていただくことは普段よく指導する内容のひとつです。


シンガポールで14年間調べたデータから、砂糖入り炭酸飲料を週2回以上飲むと膵癌になりやすいという報告がなされています。果物のジュースでは悪くはでなかったようです。まだほんとうの真偽はわかりませんが、全体的に糖分を取りすぎている人が多いと思います。もちろんその方によって異なりますので採血してから当院ではお話するのですが、糖分を控えていただくことは普段よく指導する内容のひとつです。
ブログを書こうとして内容を考えていたら『ためしてガッテン』に先をこされてしまいました。
当院で分子整合栄養医学の分析を受けられた方がピロリ菌の感染が疑われ、確認のための再検査をおすすめしたところやはり感染がみつかり、除菌をされて、胃がんのリスクが減ったと感謝されていました。
さてピロリ菌についての話ですが、正式にはヘリコバクター・ピロリといい、ヘリコプターの語源と同じですが、らせん状の菌です。従来強酸である胃酸のでる胃の中では細菌は棲むことができないと考えられていました。しかしヘリコバクター・ピロリはウレアーゼと呼ばれる酵素を産生して胃粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、生じたアンモニアで、局所的に胃酸を中和することによって胃へ感染していたのです。
2005年のノーベル医学生理学賞は、ピロリ菌を発見した2人の医科学者ウォレン博士とマーシャル教授に贈られました。
受賞テーマは「ヘリコバクター・ピロリの発見と胃炎や消化性潰瘍における役割」で、
ピロリ菌を発見し、
胃炎や胃潰瘍がピロリ菌の感染によって引き起こされること、
抗生物質でピロリ菌は除菌できること、
除菌により胃炎や胃潰瘍が治ること などを明らかにしました。
マーシャル教授は培養した菌液を自らが飲むという実験を行い、ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍の原因になることを証明したのです。
ピロリ菌を抑えるというヨーグルトの宣伝にマーシャル教授がでていたのを見られた方もおられると思います。
さらに研究はすすめられ、ピロリ菌は、注射針のような構造物を胃の細胞に刺し込んで、細胞のガン化に関与が疑われている毒タンパク質(CagA)を注入することがわかっています。
ピロリ菌が感染すると必ず胃がんになるわけではありませんが、胃がんとの関連が強く疑われているため、日本ヘリコバクター学会もピロリ菌に感染している人はすべて除菌治療を行うことを勧めています
ただ現在は胃十二指腸潰瘍がある場合はピロリ除菌は保険適応ですが、胃がん予防のためにピロリ除菌を行う場合には保険適応が認められていません
しかしガッテンでも指摘されていたように特に高血糖の方(糖尿病のヒトが上昇する血液中のヘモグロビンと血糖の結合物HbA1cの高い人)、喫煙する人、塩分とりすぎ傾向のある人はピロリ菌の検査を受け、ピロリ菌がいれば除菌した方がいいと思います
除菌の副作用としては、治療では抗生物質で細菌を殺すことから、腸内細菌にも影響して軟便、下痢などがあります。また長期的には胃酸がでるようになるため、逆流性食道炎を起こす人がいます。
分子整合栄養医学では、除菌療法を行う際には、粘膜を強くしたり、腸内細菌の状態を整えることで効果を高め、副作用を減らすような工夫をしています。
マーガリンやショートニングなどの製造において、常温での固体維持を目的に水素を添加する工程で発生するトランス脂肪酸は、多量の摂取が悪玉コレステロールを増加させるなどの悪影響を生み、心臓疾患や動脈硬化などのリスクを高めるといわれています.。
構造をかえた変質しにくい脂肪酸であるので、それが逆に体内でうまく利用できないわけです。
アメリカではトランス脂肪酸含有量の表示義務付けや、KFCやスターバックスの全店舗においてトランス脂肪酸を含む食用油の使用が中止されるなどの具体的な対策が進んでおり、日本においてもミスタードーナツの揚げ油切り替え(2007年末)をはじめ、人体への危険に配慮したトランス脂肪酸低減への取り組みが各社で行われはじめていますが、欧米に比較して心疾患が少なく、安全意識の低い日本ではまだ一般の認知度は低いように思います。
バターにもトランス脂肪酸は入っていますが、マーガリンに比べずっと少ないです。
またトランス脂肪酸を減らしたマーガリンも販売されるようになっています。
製品を買う時に裏返して成分表示をみてみると、さまざまな製品にマーガリンやショートニングと表示されているのに驚かされます。
ある大手のフライドポテトもおいしいですが、トランス脂肪酸まみれです。
厳密に行うと食べられないものだらけになって難しいですが食べ物には注意が必要です。
当院に通院中の方で、分子整合栄養医学に基づいてビタミンやミネラルその他の栄養素を補充されている方がおられます。
『分子整合栄養医学を行って一番かわったことは何ですか?』とたずねると『女性ホルモン値が高くなった』とのことでした。今まで高温期を作るプロゲステロンというホルモンが低かったのが分子整合栄養医学による治療を受けてからホルモン値が3倍くらいに増え、高温期が6日間くらいと短かったのが今では10日以上になっているとのことでした。
ちなみに婦人科的な治療はまったく受けていないということです。
その時のからだに足りない原料を補充しているのだから当然と言えば当然なのかもしれませんが、薬を使わずにこうしたことができるというのはやはりすごいことです。
PCOはPolycystic ovary syndromeの略で日本語では多嚢胞性卵胞症候群と呼ばれます
女性の約7~10%にみられるといわれ、多毛・にきび・無月経などがおこります。主な原因は下垂体による黄体形成ホルモンの過剰分泌です。このホルモンが過剰になると、男性ホルモンであるアンドロゲンの分泌量が増加します。治療を受けずにいると、男性ホルモンの一部がエストロゲンに転換されることがあり、エストロゲンが増えても、バランスを取れるだけのプロゲステロンは分泌されず、この状態が長く続くと子宮内膜が異常に厚くなることがあります(子宮内膜増殖症)。また、子宮内膜癌のリスクも高くなります。
多くの場合、症状は思春期に発現します。この症候群の人は思春期に月経が始まらないこともあり、この場合は卵巣からの排卵が起こりません。また、男性ホルモンの濃度が高くなることにより男性化と呼ばれる種々の症状が現れ、にきびができる、声が低くなる、乳房が小さくなる、筋肉量が増える、胸や顔など男性と同様の部位に体毛が生える(多毛症)といった症状がみられます。多嚢胞性卵巣症候群の女性ではインスリンの分泌量が過剰になったり、分泌されたインスリンが正常に働かなくなることが多く、そのため体重が増えたり、減量が困難になる傾向があり、ほとんどの人は肥満となります。一方、体重や体毛の増加がなく、腟から不規則な間隔で出血する人もいます。
治療はホルモン療法を行ったり、メトフォルミンという糖尿病のお薬が使用されることもあります。
多毛の場合に脱毛だけを受けるのではなく、にきびや月経異常や肥満を合併する場合にはPCOも念頭におくことが必要です。
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