脂肪吸引○○○ジェット

ある会で脂肪吸引○○○ジェットの発表がありました。

かわいそうなので名前すべてはだしません
あまりのことで辛口コメントです
この装置はジェット水流でどんどんチュメセント液(薄い麻酔液)を入れながら脂肪吸引する装置です。
もともと従来の脂肪吸引と違い、
痛みや腫れが少ない
神経や血管の損傷が少ない
出血が少ない
という触れ込みで登場しました

300人弱○○○ジェットで脂肪吸引手術を行った経験からの発表によると
やはり痛いので局所麻酔だけでなく全身麻酔で行っている
吸引する管の中に水を送る管があるので、吸引管の内部が狭く脂肪で詰まりやすく脂肪がスムーズに取れにくいので水(麻酔液)はこの機械で注入するけど吸引はこの機械を使わず従来と同じやり方で吸引している

この装置は脂肪吸引器ではなく水を注入する高級な機械と考えてください ということでした

なら普通に脂肪吸引するんだからこの方法ならではのメリットもないってこと?

要はチュメセント液だけたくさん入れればいいってことに聞こえるけど?

でも体内に水が残ってしまうので翌日まで水を抜く管をからだに刺したままっていうことだけど、どんどん水が出てきてその夜はすごく不自由だと思うけど?

脂肪吸引ではめったにみられないセローマという水が貯まる袋ができる副作用も多くみられていました

腫れが少ないって普通脂肪吸引の時には注入しないステロイド(副腎皮質ホルモン)をチュメセント注入液にいれてるけどこれって大丈夫なの??

これってデメリットばっかりじゃないの???

最後に『でもたくさん脂肪はとれます』って言って、司会者に『たくさん水を注入してるんだからたくさん量はとれて当たり前じゃないの。それは脂肪が多くとれているわけではない』とつっこまれてみんなを納得させる答えはできていませんでした

この装置を使ったらいいよというのか使ってはダメという発表なのかよくわかりませんでした
僕は使ったことがないので真実はよくわかりませんが、これをきいて試す気にもなれませんでした
脂肪吸引はこういった機械より手術をする術者の腕(テクニックだけでなくどこをどうとるかとらないかというデザイン力も含めて)がほとんどすべてだといえると思います
手術を受ける場合にはよく相談されてから受けられることをおすすめします


   



正しく紫外線防御はできていますか?

こんにちは
今回も美容外科学会からの話題です
正しく紫外線防御できているかどうかを見るために日焼け止めを塗った後に紫外線を当てて写真を撮ってみると塗りムラがあることが画像でわかり、防御できていないことがよくあるようです

自分は気をつけて塗ってるという方でも約20%は塗りムラがあるということです

当院にも紫外線撮影装置はあるので塗りムラができていないかどうか実際に試してみようと思います


   



永久に残る異物は大丈夫なの?

僕は基本的には各種シリコンプロテーゼやひきあげるために使う糸や豊胸のプロテーゼなど除去が比較的容易な異物は注意をしながら使用してもいいのではないかと思いますが、除去の困難な永久に残る異物はおすすめしておりません。

将来万が一何か抜きたい事情やトラブルがあっても除去ができなかったり、皮膚を大きく傷つけて除去するということになるからです

このためアクリルアミドや金の糸などは施術したことがありません。

今回の学会でもアクリルアミドなどは注入しないように警告されていました。

金もレーザーを当てたときに黒くなることがあるようなので注意が必要です。

リウマチの際には金を含むお薬が使われることがあるのでレーザー治療を受ける際には確かめて申告することが必要です。



旗 

   





新型脂肪溶解装置-美容外科学会速報

25日26日は横浜で日本美容外科学会が開かれています。

今日個人的に目を引いたものはZeltiq Aesthetic社のクライオリポライシスという新しい脂肪溶解を行うテクノロジーです。

脂肪を冷やすと水が凍るより先に脂肪細胞が死んでしまうことを利用しています。

皮膚を吸引しながら冷やすことによりダウンタイムなく皮下脂肪の厚さを1回で約1cm減らすということです。

美容機器にはいい加減な機械もありますがレーザー脱毛で有名なロックスアンダーソン博士が開発に関わっているということで期待しています。

もう2、3年前からでるでると言ってた機械がやっと登場するようです。


   




シミのカウンセリング

こんにちは

右頬のADM(後天性真皮メラノサイトーシス・生まれつきでない茶アザ)と思われるシミの患者さんが

来られました

当院へ来る前に、他のクリニックにカウンセリングに行ったところ、トレチノイン治療をすすめられたと

のことでした

トレチノインはビタミンAの1種ですがニキビだけでなく、単独使用ではシワ治療に、場合によってはハ

イドロキノンという美白剤と組み合わせてシミ治療にも用いられることがあります

ただ皮膚の浅い部分のシミにしか効果はなく、真皮のシミであるADMにはまったく効果はありません

光治療も真皮のシミには効果はなく、Qスイッチレーザー治療のみが真皮のシミを効果的にしかも安全に治療できます

すべてのシミにトレチノイン治療だけをするのは間違っています

レーザーや光治療の設備がないか、美容皮膚治療に興味がないか、知識がまったくないかですね

他院で光治療を行って、シミが濃くなった方もよくご相談に来られます

この場合は肝斑やADMや炎症後色素沈着に無理な治療をしている場合が多くみられます

アキュチップという光治療もQスイッチレーザーではありませんので肝斑やADMや炎症後色素沈着を治療することはできません

できれば以前のブログを読んでいただいて、不勉強者では太刀打ちできない知識を仕入れてください