タバコを吸うと早く老化する

アメリカで18~78歳の双子79組を対象にして研究し、喫煙によって目の下のたるみや口の周りのしわが増えるなど、顔の老化が早くなることを米ケース・ウェスタン・リザーブ大学のチームが双子を比較した研究が、形成外科の学会誌に発表されています


研究チームを率いたバーマン・ガイアロン医師は「喫煙はコラーゲンの生成を抑制するから、コラーゲンが減少し皮膚の血行も悪くなる。またニコチンは肌の厚みを減らす。こうして肌の弾力性が衰え、老化が早く訪れる」述べておられますが、一般的に言われていることそのままです


タバコを吸うと早く老けるということは僕たちも日常的に感じていることです


『タバコをやめられない人は、じゃあどうやって防ぐの?』ということですが、酸化を防いでコラーゲンを生成するとなるとメジャーなものはビタミンC?

『高濃度ビタミンC点滴をガンガン行えば大丈夫です』っていうような論文がでたらいいですよね?




























同窓会の案内が届きました

大学の同窓会の案内が届きました


開催は来年の2月です


少しダウンタイムのある治療も受けておこうと思うので、計画的に若返りをはからないといけないなと考えています


医学部の同級生の仲間にも『さすが美容外科医!!』と思われるくらいでないといけないですよね














肌治療のおさらい②

前回は治療の条件のひとつ『波長』をメインにしたお話でした


今回は別の条件『パルス幅』の話をしてみましょう


パルス幅というと難しく聞こえますが、光やレーザーの照射されている時間です


同じエネルギーでも一瞬に照射されるのか、じっくり照射されるのかの違いです


光はすべてじっくり照射されるグループに属します


レーザーは一瞬に照射されるグループとじっくり照射されるグループにわかれます


一瞬に照射されるグループはQスイッチレーザーと呼ばれ、QスイッチルビーとQスイッチYAG(ヤグ)とQスイッチアレキサンドライトレーザーがあります


簡単に言えば一瞬だけ高エネルギーを当てることで周囲に熱が広がってダメージがでる前に照射を止めてシミだけを破壊してしまおうというわけです


Qスイッチルビーレーザーは黒への吸収度があって、赤みへは逆に吸収されないで皮膚の奥深くへ届き、ADMと呼ばれる深いシミなどへの効果も良いため、好んで使用されます


QスイッチYAGレーザーの一部はレーザートーニングという名前で今までレーザーを当てることができなかった肝斑の治療や最近では扁平母斑の治療へも応用されるようになっています


じっくり照射されるレーザーのグループの代表格は脱毛レーザーです

じっくりレーザーを当てることで黒い毛が熱くなってその周囲にある毛の生える元にダメージを与えるわけです

逆にQスイッチレーザーだと毛の周囲に熱がほとんど発生しないので脱毛できないわけです


炭酸ガスレーザーはほくろやふくらんだシミに用いられますが、最近は皮膚を部分的に蒸発させて入れ替えるフラクショナルレーザーにも使われています


これもじっくり照射されるグループに属しますが、じっくりの中でも一瞬のものとじっくりのものがあり、一瞬のものはウルトラパルス炭酸ガスレーザーと呼ばれ、やはり炭酸ガスレーザーの中ではダメージが少なくなります


この代表格のウルトラパルス炭酸ガスレーザーがアンコアでそれによるフラクショナル治療がブリッジセラピーです

アンコアは普通の炭酸ガスレーザーとは異なり、非常に高価なレーザーです



これまでの炭酸ガスフラクショナル治療は強く行うと効果はいいのですが、色素沈着などの副作用が長引きました

逆に副作用をださないように低いエネルギーで行うと副作用も小さくなるのですが、効果も少なくなるのが問題でした


これを改善したのがeマトリックスで、これで多くの人がニキビ跡や毛穴・ちりめんじわなどを人に知られずに治療することが可能となっています






































レーザーではありませんが、最近ではさらにダメージの少ないeマトリックスなど高周波を利用する方法も登場しています

肌治療のおさらい①


美容と健康の魔法の杖
光の吸収具合をあらわすグラフです


横軸は右へいくほうが波長が長く(数値が大きく)なります


縦軸は吸収しやすやの度合いを示し、上に行くほど吸収しやすいということを意味します


黒線はメラニン(黒)への、赤線はヘモグロビン(赤色色素)への、水色は水への吸収具合をあらわしています

メラニンは波長が短いほど吸収の度合いが大きく、赤は吸収のピークがいくつか見られます


水は波長が長くなると吸収される傾向にあります


実際に医療では470nm~800nmくらいの波長が黒を標的として使用され(つまりメラニン=シミですね。レーザーの種類としてはYAG半波長532nm、ルビー694nm、アレキサンドライト755nm、ダイオード800nmが該当します)


590nm近辺の波長が赤みを標的として使用され(dyeレーザー585nm)、800nm以上の波長が肌をあたためてコラーゲンを増やすのに用いられています


波長は長くなるほど深くに到達する性質があります

逆に波長が短すぎると肌深くに作用しません


黒い色素であるメラニンを標的とする場合考えると

Qスイッチルビーレーザーは波長694nmでメラニン(黒)には吸収されやすく、赤みには吸収されにくい(エネルギーを黒に集中できる)、しかも波長が長く肌の深くにまで届き、副作用を出さないように短時間で高エネルギーを照射できるQスイッチがついているレーザーで

シミ治療のゴールドスタンダードと呼ばれています


光治療は470nm~1000nmくらいの広範囲の領域の光をだすので、いろんな効果が期待できるのですが、やはりレーザーのようにシミがくっきりとれないのです


QスイッチYAGレーザーはレーザートーニングで有名になり、そうした使い方をするにはいいのですが、最近のQスイッチYAGレーザーは本来の波長1064nmと半分の波長532nmをだすことができ、532nmで浅いしみを1064nmで深いしみを一応は治療できるのですが、治療効果が低くQスイッチルビーレーザーの効果に及ばないため美容皮膚を熱心に治療しているクリニックではQスイッチルビーレーザーかQスイッチアレキサンドライトレーザーを導入しています


特にADM(深くにあるしみ)はQスイッチルビーレーザーだと1~2回の治療で消すことができますがQスイッチYAGレーザーなど他のレーザーではそうはいかないのです


このため僕たちのクリニックではQスイッチルビーレーザーもQスイッチYAGレーザーも導入しているのです















































レーザートーニングで扁平母斑が治った

以前にもブログで書いたかもしれませんが、『レーザートーニングで扁平母斑が治った』という報告が18日の美容外科学会でもされていました


強力なQスイッチルビーレーザーをもってしても治らないケースが多い扁平母斑ですから、治療回数がかなりかかるようだとはいえ、これを高率に治せるならすごいことです