肌治療の基本⑤

光治療といってもすべて同じ効果ではないというお話です

フォトフェイシャルもフォトRFもどちらも広く行われている有効な治療法です

フォトフェイシャルはこの治療の分野を切り開いた機械ですのでネームバリューはもっともあるわけです

ただネームバリューがあるがゆえに、他の機械を使用しているのにフォトフェイシャルを名をかたって治療しているところがたくさんあります

そういうところの治療効果は悪いと思います というか、ご相談に来られる方で他のクリニックでフォトフェイシャルを受けたけれども効果がなかったと言われる方がたくさんおられますが、調べてみるとそこにはフォトフェイシャルの機械はありません

少数ならその方の勘違いということもあるかと思いますが、多数の方がそうおっしゃるということは実際にフォトフェイシャルの名前を使って別の機械を使っているのでしょう

同じ効果がだせるのであればもとの名前を堂々とだせばいいだけです

スーパー~~~という治療の効果も悪いとよく評判をききます

過去の事例をみてもスーパーのつくものにろくものはない?!ように思います

優れているわけでもないのに他の方法と差別化するために、ただ名前にスーパーをつけているだけということが多いからです

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肌治療の基本④

フォトフェイシャルとフォトRFを例にとって詳しくお話してみましょう

どちらもハンドピースというお肌に当てる部分を交換することにより、違った波長の光をだすことができます

フォトフェイシャルの一番一般的なハンドピースは560nmのハンドピース(560以下の光がカットされており、560~1200nmの光が出る)ですが、これは560nm以上の光が複合して出ますのでしみ、赤み、シワなどに対しさまざまな効果がみられます

590nmのハンドピースは560~590までの波長がカットされますので、しみに対する効果は弱くなりますが、逆に赤みに対する効果は高くなるのです

560ではなく、590nmを好んで使用するドクターもいます

640nmのハンドピースはさらにカットされる波長が広くなります

黒への反応をわざとおとすことにより、強い治療を行うと濃くなってしまう肝斑などに安全に使用できるようになっています

ただ逆に通常のシミに対する効果は低くなってしまいます

これに対しフォトRFは光だけでなく、RFを装備していることが特徴です

光だけで肌に届けるエネルギーを上げようとするとやけどを起こしてしまうデメリットを避けるため、肌の色に左右されないRF(高周波)を併用し、肌を温める能力を高めているのです

フォトRFで、一番一般的なのはSRと呼ばれるハンドピースです

SRは580nm~980nmの波長の光がでるのとRFが併用されているので、黒や赤や水(しみや赤みやしわ)に幅広く反応します

そしてよりシミ治療をより効果的に行えるのがSRAハンドピースです

黒への反応は波長が短い方が強い性質があります

470nm~という短い波長域が含まれますので、シミや赤みへの反応が大きくなっており、より強い治療ができるようになっていますが、その反面使い方を誤ると、逆にシミが濃くなってしまうというような副作用もあるので、そのあたりの理屈を理解して充分注意を払いながら使用することができるプロ向けのハンドピースです

STハンドピースは700~2000nmという赤外線領域をメインとした光とRFの組み合わせです。どちらも肌を温めるということに主眼を置いており、コラーゲンを増やしてシワを減らす目的に特化しており、シミには直接的な効果はありません

さらに最近ではマトリックスIRといって915nmのダイオードレーザーを点状に照射しRFと組み合わせて治療するハンドピースもでてきています

SRとSTとマトリックスIRを組み合わせて行う治療法がトリニティと名づけられて行われていますが、当院ではフラクセル2やブリッジセラピーなど、より高度な治療ができますのでマトリックスIRは導入していません

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肌治療の基本③


美容と健康の魔法の杖
小さくてみにくいのですが、光の吸収具合をあらわすグラフです

黒線はメラニン(黒)への、赤線はヘモグロビン(赤色色素)への、水色は水への吸収具合をあらわしています

メラニンは波長が短いほど吸収の度合いが大きく、赤は吸収のピークがいくつか見られます

水は波長が長くなると吸収される傾向にあります

実際には470nm~800nmくらいの波長が黒を標的として使用され(つまりシミですね)

590nm近辺の波長が赤みを標的として使用され、800nm以上の波長が肌をあたためてコラーゲンを増やすのに用いられています

波長は長くなるほど深くに到達する性質があります

逆に波長が短すぎると肌深くに作用しないわけです

黒い色素であるメラニンを標的とする場合考えると

Qスイッチルビーレーザーは波長694nmでメラニン(黒)には吸収されやすく、赤みには吸収されにくい(エネルギーを黒に集中できる)、しかも波長が長く肌の深くにまで届き、副作用を出さないように短時間で高エネルギーを照射できるQスイッチがついているレーザーなのです

だからシミ治療のゴールドスタンダードと呼ばれ、美容皮膚治療に熱心なドクターは必ず導入しているわけです

ただしばらくカサブタになったり黒くなったりすることがありますので、こうしたダウンタイムを避けたい方は、フォトRFやフォトフェイシャルなどの光治療を行うこととなります

光治療はダウンタイムなく、シミだけでなく、赤みやハリの改善ができるなどいろいろな利点があり、多くの方がこの方法を選ばれていますが、効果の確実さと深いシミまでとれるという点ではQスイッチルビーレーザーが優れています

 

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肌治療の基本②

光のうち波長の短いものが紫外線です

波長は10~400nmで

UVA (400–315 nm)、UVB(315~280nm)、UVC (280 nm 未満) に分類され

日焼け止めではUVBを防ぐ能力がSPF、 UVAを防ぐ能力がPAとして表示されていますが

UVCは地表に届かず、地表に到達する紫外線の90%以上がUVAとされていますが、肌に対する害はUVBの方が大きいとされるため、それを防ぐSPFが一般的には注目されることが多いのですが、UVAの方が波長が長く、UVBに比べ皮膚の奥にまで届いて影響を及ぼしてしまいますので、PAも大切です

そして400nm~780nmくらいが目に見える可視光線で

それ以上が赤外線です

紫外線を用いる皮膚科治療もありますが、美容皮膚治療では可視光線領域から赤外線領域までの光を利用します

 

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肌治療の基本①

肌治療に関しては何度も書いていますが、おさらいしてみましょう

よく使用される光とレーザーについての基本的な考え方です

光は波からできており、厳密に言えばレーザーも光の一種ですが、レーザーは単一波長の光(光は波なのですが、その波の長さが1種類だけで、難しく言えばコヒレントな光といいます)で、レーザーに対していう時の光は、いろいろな波長を含んだ光を意味します

光は波長によってその性質がかわります

肌治療を行う時には何をメインに治療するのかを考えて治療します

例えばしみや赤みなど色をなおすのか、ハリなどを改善するためにコラーゲンを増やすのかなどということです

しみのばあいは黒に吸収されやすい波長や赤みの場合は赤に吸収されやすい波長、そしてコラーゲンを増やすときには肌を温めるために水に吸収されやすい波長を使います

光はいろいろな波長を含むので、いろいろな症状の改善を目的とし、レーザーは単一波長なので、その波長が吸収されるもの中心に強力に治療できます

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