ワキガ再発:毛が残っているとアポクリン腺が取りきれていない確率が高くなります。

わきがの再発の診断を行う時にワキガの臭いが確認できるのが一番いいのですが、臭いがはっきり確認できない場合もあります。

この時でも毛がたくさん残っていればアポクリン腺が残っている可能性が高くなります。

今回も他院ワキガ手術後の再手術の方で静岡の方です。

切開して内部を確認すると奥の方にアポクリン腺が残っています。

その他の部位にも毛根がたくさん残っていて瘢痕の中に透けて見えています。

毛根を含む瘢痕ごとアポクリン腺の層をきっちり取り除きます。

これでわきがは治ります。

これでアポクリン腺がとれていると言えるのでしょうか?2

今日の方も東京からお越しいただいたわきが他院術後再発の方です。

『後医は名医』ということわざがあります。

 これは「患者さんをはじめに診た医師(前医)よりも、後から診た医師(後医)の方がより正確な診断・治療ができるため名医に見えてしまう」という意味です。

後医は前医を批判できる立場にありますが、そのような批判をしてはいけないと教えられます。

でもこれは道徳的や技術的にきちんとしたまともな治療が行われている場合に言えることで、前回の治療が稚拙であったり、詐欺的治療が行われている場合には当てはまらないと思います。

他院の再発の方の手術をする時に前医の批判を常にしているわけではなく、(もちろん再発しているわけなので手放しで肯定はできませんが)『前回まずまずいい手術がされていますよ』と患者さんに伝える場合もあります。

でも今回の前医の手術は非常に稚拙な手術で、どこのアポクリン腺を除去したのかわからないくらいワキ全体に多量のアポクリン腺が残っていました。

切開部位の近くに多量のアポクリン腺

切開部位よりかなり奥にも多量のアポクリン腺

左側も同じく多量のアポクリン腺

 

2度とわきが臭に悩むことがないようにきちんとアポクリン腺は取り除きました。

九州の方の3回目のワキガ手術でした

他院で2回剪除法によるわきが手術を受けたものの再発し、今回の当院の手術が3回目の手術です。

1回目の手術は大阪のクリニックで30数万かかり、2回目の手術が九州のクリニックで40数万かかったにもかかわらず治らなかったということです。

前回の手術による癒着があり、広範囲に手術をしたので約4時間の手術となりました。

手術中の様子です。

さすがに剪除法による手術を2回受けているのでアポクリン腺がもりもり残っているという感じではありませんでしたが、怪しそうなところはすべて露出しました。

そしてそれをすべてきれいに削ぎ取ると

これでワキガ臭に悩むことはなくなります。

 

わきが手術後再発なく幸せな1年を過ごされているそうです。

他院わきが手術後の再発の方が当院で治療を受けられてから1年以上経ちました。

他府県の方ですのでメールでやり取りしています。

1年過ぎたのでわきがの臭いが治っているかを確認しました。

それに対するお答えが返ってきました。

『まったく匂いはきになりません。おかげで、スポーツ観戦とか、バーベキューとか、今まで避けて来たこといっぱい楽しめています。
本当にこの一年、幸せな日々をすごしてます。』

ずっと人ごみを避けられていたんですね。

喜んでいただけているようです。

うれしいですね

時間をかけて丁寧に治療した甲斐がありました。

『ワキガは完治できない』と説明されて絶望していたけれど希望がもてました。

他院でワキガ手術を受けたものの再発し、手術を受けた美容外科で

「『そもそもワキガは完治できない』と伝えられていた為、絶望感を感じていた。」というご相談がありました。

この『ワキガは完治できない』という言葉には話されていない前置きがあります。

それは『自分の技術では』ということです。

つまりその説明をしているドクターの技術では完治できないというだけです。

一般論としてわきがが完治できない病気だというわけではありません。

技術が低いから完治できないだけで、アポクリン腺をすべて除去できる技術のあるドクターに手術してもらえばワキガは治ります。