糊が細胞の培養に利用できた!?

『洗濯のりや液体のりを細胞を培養する培地に使用することで細胞をたくさん増やすことができた』というニュースがありました。

これはけっこうビッグニュースです。

幹細胞は未分化な細胞で分化することでいろんな細胞に変わることができるため、いろいろな病気、美容、若返りまでさまざまな用途での効果が期待されています。

これまで幹細胞を大量に培養することが高価な培養液を使っても難しかったのですが、『培養液を工夫して液体のりをことでうまく培養できた』というのです。

東京大と米スタンフォード大などのチームが『洗濯のりや液体のりの主成分であるポリビニルアルコール(PVA)で培養したところ、幹細胞を数百倍にでき、実際にこれをマウスに移植し、白血球などが実際に作られることも確認した。』と発表しています。

幹細胞は白血病の人の治療にも使えますし、健康や美容の分野でも幹細胞や幹細胞の上清液が利用されるようになっていますからこれは非常に大きなニュースなのです。