新しい抗肥満薬ロカルセリン

ロカルセリンという抗肥満薬の話です。

セロトニン5-HT(5-hydroxy-triptamine)2c受容体に働いて、食欲を抑制するお薬です。
ただ抗肥満薬はこれまでも実際に使われてから深刻な副作用が判明して使われなくなった薬がいくつもあるので安全に使えるのかは長期に見てみないとわかりません。
 
セロトニン受容体は食欲だけでなく、睡眠や鎮静、疼痛閾値の調整、母性行動などに広く関与しているとされているので食欲だけでない他のところに影響する可能性も考えられます。
 
最近 ランセットに有用性が報告されていたり
 
心血管系に対する安全性がニューイングランドジャーナルに報告されていますが使用できるのはまだ先になりそうです。