ワキガ・多汗症の手術・治療 ワキガ・多汗症の手術・治療

たとえ時間がかかっても手抜きせず丁寧な手術を行います

ここ数日は連日わきが手術がありました。

今日の方は男性でしかも体格の大きい方だったので手術に時間がかかり、4時間20分かかりました

この方もいろいろ調べられて県外から来られた方です。

当院にワキガ手術に来られる方は再発のない手術を受けたいと考えて調べたうえで来られる方が多いのでその期待を裏切らない手術をしないといけません。

たとえアポクリン腺の範囲が広くて手間がかかっても手抜きすることはなく、丁寧な手術を行っています。

ワキガがまったく治っていない?

他院で『○❍ー○❍○によるワキガ治療を受けたけれど臭いがまったく改善されていない』とご相談がありました。

診察すると確かに『どこをどう治療したの?』というくらい強い臭いが残っていました。

○❍ー○❍○は高周波でわきがの原因となるアポクリン汗腺や多汗症の
原因となるエクリン汗腺を熱変性させ、においや汗を改善するというふれこみの治療です。

『臭いが改善されていないのに前医ではどう説明されたの?』とたずねると『2回目をすれば・・・』

はじめから複数回することが必要であるという話もなく、30万円支払って効果がゼロなのに誰が2回目を受けるのでしょう?

他院再発後の方はまずわきの状態を診せていただきます。このかたはその時点ですでに強いわきがの臭いがあったので『これだと治ります』と答えました。

どういう意味??

強いわきが臭がするということは、患者さん個人の気のせい(自臭症)ではなく客観的にわきがであることが確実なのでアポクリン腺がしっかりあるということです。つまりアポクリン腺さえしっかり取り除けば治るということを意味します。ということは丁寧に直視下剪除法を行えば確実に治すことができるということです。

 

マイクロ波によるワキ多汗症治療?

先日東京で開催された日本美容皮膚科学会で、マイクロ波を使って行うワキ多汗症治療の講演がありました。

途中でもともとワキガ治療としての研究だったのに、多汗症治療としての研究になったというような話がありました。

世間では実際にはほとんどワキガ治療として行われているので、ワキガが治せるのかどうかが重要だと思います。

治療を受けて汗がはっきりなくなっていなくてももともとゼロになるわけではありませんし、汗が減っていないことを治療を受けた側が証明することが難しいと思います。

でもワキガの臭いが残っていれば、客観的にわかってしまうのでワキガの研究ではなく、そんな研究になったのではないかと疑ってしまいます。

聞いていていてすごくあやふやな話だと個人的には思いました。

機器による治療を全否定しているわけではありません。でも再発して来院される方が多いのです。

ほとんどの人のワキガが治るように説明して治療するのは間違っているのではないかと思っているだけです。

剪除法は切る手術ですので、傷跡が残らないとはいえません。でもわきがの臭いは完全になくすことができます。

だから僕はワキガ治療として今のところ剪除法しか行っていないのです。

僕を納得させることができる手術以上の結果を機器による治療でだせるのであればすぐに購入して使いたいと思います。

 

 

ワキガ手術後2年、再発なくきれいに治っていました

ワキガ手術後2年目の方の検診がありました。

2年後の状態をみることは少ないので貴重です。

この方は以前他院でも剪除法の手術を受けられていて、再発したために当院で再手術を受けられた方です。

もちろんわきがの臭いや多汗は治っていました。

当院で行ったわきが手術の傷跡はきれいに治っているのに、他院で行った手術の手術跡を気にされていました。

こうしたケースを見ると手術時の縫合方法も大切なんだなと改めて勉強になります。

細菌移植でワキガが治る?

僕自身が見たわけではないのですが、スタッフがテレビでワキガを細菌移植で治すという放送をみました。

世界仰天ニュースのHP

細菌関連ではこれまでも便移植で腸の炎症性疾患を治すことは行われています。

すべてに関係するのかわかりませんが、ワキガの臭いの成分は細菌によって産生されるということも言われているので、細菌の種類が変われば、理論的には臭いも改善する可能性はあります。

仮に効果があるとして、問題は『実用性があるほど持続期間があるのか?』や『安価に治療が行えるのか?』また効果があるということは副作用もある可能性があるので『安全なのか?』ということになると思います。

でも便移植(腸内細菌移植)をはじめ、細菌を利用した治療に関しては、さらなる発展が期待されます。