第一三共のレチノール(ビタミンA)の配合された化粧品で腫れや発疹、かぶれなどの皮膚障害をおこしたため販売中止にするという報道がされています
もしそれがビタミンAのためにおこっているのであればカネボウのロドデノールによる白斑とはかなり事情が異なるのではと感じます
かぶれをおこすような作用そのものがビタミンAの作用そのものなのです
そうしたことを注意喚起せずに使用させていたのならそれはそれで問題なのですが、逆に通常の化粧品より効果を感じていた人もいるのではないかと思います


第一三共のレチノール(ビタミンA)の配合された化粧品で腫れや発疹、かぶれなどの皮膚障害をおこしたため販売中止にするという報道がされています
もしそれがビタミンAのためにおこっているのであればカネボウのロドデノールによる白斑とはかなり事情が異なるのではと感じます
かぶれをおこすような作用そのものがビタミンAの作用そのものなのです
そうしたことを注意喚起せずに使用させていたのならそれはそれで問題なのですが、逆に通常の化粧品より効果を感じていた人もいるのではないかと思います
いつも通っている歯医者さんの受付の方に『先生前回来られた時より若返ってません?また何かされました?』と尋ねられました(僕が美容外科医というのはご存知です)
『鋭い!』と思わず言ってしまいました
eマトリックスの効果ですね
まだ少し腫れは残っているかもしれませんから、効果も少し割り引いて考える必要があるかもしれませんが
それでも受付さんの目もすごいし、eマトリックスの効果もすごい!
何度かお話しているキズパワーパッドですが、最近自分で使う機会がありました
キズパワーパッドをすでに1日貼っていたのですでに少し治りかけています
貼って少し手でおさえておけば体温で溶けて密着します
周囲まで浸みていなければそのまま長期に貼ることもできますが、特に怪我当初は何回か貼りかえる必要があるかもしれません
周囲に滲出液が漏れるとすぐにでも替えないといけません
擦り傷の場合、砂など異物が残っていると化膿しますので、貼る前に完全にきれいに洗い流しておくことが重要です
また赤みや痛み、腫れ、熱感などがないことも継続的に確かめないといけません
キズパワーパッドが白く膨化しなくなれば傷が治っています
今日の美肌治療のブームはフォトフェイシャルによる光治療からはじまりました。
ダウンタイムなく(跡がつかないので他人にわからない)、しみ・赤ら顔・くすみ・毛穴・小じわを治療できるものとしてフォトフェイシャルが登場し、人気を博しました。
もう10年以上も第一線で活躍しているわけですからすごいですね
こうした光治療の長所は
1.レーザーのような単一波長の光でなく、例えばフォトフェイシャルだと560-1200nmまでの広範囲な光(ブロードバンドな光)なので、メラニンに反応する光の領域だけでなく、590nm周辺の赤みに反応する光、もっと長波長の水分に反応する光までを含むので、しみ・赤ら顔・くすみ・毛穴・小じわなどに多彩な効果がある
2.強いレーザー治療と違い、ガーゼを貼る必要もなく、ダウンタイムがほとんどないので、他人に治療を気づかれない
3.一度に顔全体を治療できる
そして逆に短所は
1.1度で改善できることは限られるので複数回の治療が必要
2.レーザーのように深くにまで届かないので、深いシミには効果がない
ということです。
フォトフェイシャルの名前は売れていますから、フォトフェイシャルでないのにフォトフェイシャルと広告しているところもあります(違法です)
広島院にはフォトフェイシャルもありますが、フォトフェイシャルの開発者がさらに進んだものをということで開発したフォトRFを主に使用しています。
この機械はフォトフェイシャルに似た580~980nmの光に加え、高周波を併用しているので、高いエネルギーを安全に皮膚に届けることができます。光だけで高いエネルギーを与えようとすると、光は黒いものに吸収されやすい性質があるので、皮膚が何らかの要因で黒い場合ヤケドをおこすことがありました。高周波は皮膚の色には左右されないので、高周波も併用することによって、より安全に効果を高めることができたのです。
広島院のフォトRFは最上級機ですので
通常のオーロラと呼ばれるフォトRFSR(580~980nm)だけでなく
アドバンスとも呼ばれるSRA(470~980nm)
脱毛用のDS(680~980nm)
リファームと呼ばれるST(700~2000nm)
も装備しています。
SRAはSRより110nm分短い波長領域の光も含み、黒や赤により反応し(先日復習した波長とパルス幅の話を覚えておられますか?)さらにパルス幅(光が照射される時間)も半分程度になっているので(つまり強力な光が出るので)しみや赤ら顔への効果がより高くなっています。
ただ色への反応が強力な分使い方には注意が必要です
STは主に水に吸収される領域の光ですので、しみなどへの効果はほとんどありませんが、真皮を熱することにより、コラーゲンを作り出し、しわやたるみを改善させます。
このように簡単に幅広い治療ができるのがフォトRFによる光プラス高周波治療の特徴です。
アメリカで18~78歳の双子79組を対象にして研究し、喫煙によって目の下のたるみや口の周りのしわが増えるなど、顔の老化が早くなることを米ケース・ウェスタン・リザーブ大学のチームが双子を比較した研究が、形成外科の学会誌に発表されています
研究チームを率いたバーマン・ガイアロン医師は「喫煙はコラーゲンの生成を抑制するから、コラーゲンが減少し皮膚の血行も悪くなる。またニコチンは肌の厚みを減らす。こうして肌の弾力性が衰え、老化が早く訪れる」述べておられますが、一般的に言われていることそのままです
タバコを吸うと早く老けるということは僕たちも日常的に感じていることです
『タバコをやめられない人は、じゃあどうやって防ぐの?』ということですが、酸化を防いでコラーゲンを生成するとなるとメジャーなものはビタミンC?
『高濃度ビタミンC点滴をガンガン行えば大丈夫です』っていうような論文がでたらいいですよね?
大学の同窓会の案内が届きました
開催は来年の2月です
少しダウンタイムのある治療も受けておこうと思うので、計画的に若返りをはからないといけないなと考えています
医学部の同級生の仲間にも『さすが美容外科医
』と思われるくらいでないといけないですよね
前回は治療の条件のひとつ『波長』をメインにしたお話でした
今回は別の条件『パルス幅』の話をしてみましょう
パルス幅というと難しく聞こえますが、光やレーザーの照射されている時間です
同じエネルギーでも一瞬に照射されるのか、じっくり照射されるのかの違いです
光はすべてじっくり照射されるグループに属します
レーザーは一瞬に照射されるグループとじっくり照射されるグループにわかれます
一瞬に照射されるグループはQスイッチレーザーと呼ばれ、QスイッチルビーとQスイッチYAG(ヤグ)とQスイッチアレキサンドライトレーザーがあります
簡単に言えば一瞬だけ高エネルギーを当てることで周囲に熱が広がってダメージがでる前に照射を止めてシミだけを破壊してしまおうというわけです
Qスイッチルビーレーザーは黒への吸収度があって、赤みへは逆に吸収されないで皮膚の奥深くへ届き、ADMと呼ばれる深いシミなどへの効果も良いため、好んで使用されます
QスイッチYAGレーザーの一部はレーザートーニングという名前で今までレーザーを当てることができなかった肝斑の治療や最近では扁平母斑の治療へも応用されるようになっています
じっくり照射されるレーザーのグループの代表格は脱毛レーザーです
じっくりレーザーを当てることで黒い毛が熱くなってその周囲にある毛の生える元にダメージを与えるわけです
逆にQスイッチレーザーだと毛の周囲に熱がほとんど発生しないので脱毛できないわけです
炭酸ガスレーザーはほくろやふくらんだシミに用いられますが、最近は皮膚を部分的に蒸発させて入れ替えるフラクショナルレーザーにも使われています
これもじっくり照射されるグループに属しますが、じっくりの中でも一瞬のものとじっくりのものがあり、一瞬のものはウルトラパルス炭酸ガスレーザーと呼ばれ、やはり炭酸ガスレーザーの中ではダメージが少なくなります
この代表格のウルトラパルス炭酸ガスレーザーがアンコアでそれによるフラクショナル治療がブリッジセラピーです
アンコアは普通の炭酸ガスレーザーとは異なり、非常に高価なレーザーです
これまでの炭酸ガスフラクショナル治療は強く行うと効果はいいのですが、色素沈着などの副作用が長引きました
逆に副作用をださないように低いエネルギーで行うと副作用も小さくなるのですが、効果も少なくなるのが問題でした
これを改善したのがeマトリックスで、これで多くの人がニキビ跡や毛穴・ちりめんじわなどを人に知られずに治療することが可能となっています
横軸は右へいくほうが波長が長く(数値が大きく)なります
縦軸は吸収しやすやの度合いを示し、上に行くほど吸収しやすいということを意味します
黒線はメラニン(黒)への、赤線はヘモグロビン(赤色色素)への、水色は水への吸収具合をあらわしています
メラニンは波長が短いほど吸収の度合いが大きく、赤は吸収のピークがいくつか見られます
水は波長が長くなると吸収される傾向にあります
実際に医療では470nm~800nmくらいの波長が黒を標的として使用され(つまりメラニン=シミですね。レーザーの種類としてはYAG半波長532nm、ルビー694nm、アレキサンドライト755nm、ダイオード800nmが該当します)
590nm近辺の波長が赤みを標的として使用され(dyeレーザー585nm)、800nm以上の波長が肌をあたためてコラーゲンを増やすのに用いられています
波長は長くなるほど深くに到達する性質があります
逆に波長が短すぎると肌深くに作用しません
黒い色素であるメラニンを標的とする場合考えると
Qスイッチルビーレーザーは波長694nmでメラニン(黒)には吸収されやすく、赤みには吸収されにくい(エネルギーを黒に集中できる)、しかも波長が長く肌の深くにまで届き、副作用を出さないように短時間で高エネルギーを照射できるQスイッチがついているレーザーで
シミ治療のゴールドスタンダードと呼ばれています
光治療は470nm~1000nmくらいの広範囲の領域の光をだすので、いろんな効果が期待できるのですが、やはりレーザーのようにシミがくっきりとれないのです
QスイッチYAGレーザーはレーザートーニングで有名になり、そうした使い方をするにはいいのですが、最近のQスイッチYAGレーザーは本来の波長1064nmと半分の波長532nmをだすことができ、532nmで浅いしみを1064nmで深いしみを一応は治療できるのですが、治療効果が低くQスイッチルビーレーザーの効果に及ばないため美容皮膚を熱心に治療しているクリニックではQスイッチルビーレーザーかQスイッチアレキサンドライトレーザーを導入しています
特にADM(深くにあるしみ)はQスイッチルビーレーザーだと1~2回の治療で消すことができますがQスイッチYAGレーザーなど他のレーザーではそうはいかないのです
このため僕たちのクリニックではQスイッチルビーレーザーもQスイッチYAGレーザーも導入しているのです
以前にもブログで書いたかもしれませんが、『レーザートーニングで扁平母斑が治った』という報告が18日の美容外科学会でもされていました
強力なQスイッチルビーレーザーをもってしても治らないケースが多い扁平母斑ですから、治療回数がかなりかかるようだとはいえ、これを高率に治せるならすごいことです
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