ワキガの手術を受けると傷跡は残りますか?

そもそも剪除法は切る手術ですので、残念ながら傷跡が残らないとは言えません。

しかし当院で手術を受けられてワキガが再発された方はこれまでおられません。

では他の方法だと傷跡は残らないのかというと吸引法でもイナバ式でも機械を使って行う切らない治療方法でも傷跡が残っている方をよくみかけます。

つまり傷跡が残っている上にワキガが治っていないのです。

100%傷跡が残らない方法はないのです。

すべての人で傷跡を残さず、臭いもまったくなくすことができる治療は今のところありません。

でも丁寧に剪除法を行うとワキガの臭いを完治させることはできます。

だからできるだけ傷跡もきれいになおるように時間をかけて剪除法を行っているわけです。

 

ワキガ手術後の術後臭が心配です

『ワキガの手術をしたいんだけれど、ネットによく術後臭がでると書いてあって心配なんです。』と相談を受けることがよくあります。


しかしワキガの手術を受けられた方にわきが臭とは異なる術後臭がすると感じた経験は僕は1度もありません。


患者さんの中にはワキガ臭ではありませんが、頭部にあぶら?のような臭いがする方がおられます。

しかしこれは手術したから起こっているのではなく、もともとあるのだと思います。

ワキガでないのにワキガであると思っている自臭症はアポクリン腺が原因ではありませんからアポクリン腺を除去しても臭いはなおりません。


術後臭と思っておられる人の中にはこの自臭症の方やアポクリン腺が完全に除去できていないことによるワキガ臭のどちらもが含まれていると思います。

アポクリン腺が原因のワキガはアポクリン腺をきちんと除去すれば治ります。

遠方からのワキガ手術

この方も遠方から来られた方で、今回で3回目のワキガ手術で過去に他院で吸引法とシェーバー法で手術を受けておられます。

写真上は前回手術の瘢痕にまぎれてアポクリン腺ははっきりしていません。


瘢痕ごと遺残アポクリン腺を残さぬように丁寧に除去しました。

今後ワキガ臭に悩むことはありません。

ワキガを確実に治すには?

わきのアポクリン腺をきちんと除去できればワキガは治ります。

におい自体は細菌が関係するとか、食べ物が関係するとか様々なことが言われていますが、アポクリン腺の分泌液が主原因なので、要はアポクリン腺を完全に除去すれば、ワキガは治ります。

じゃあどうすれば確実にアポクリン腺が除去できるのでしょうか?

たとえ話ですが、書いた絵をきれいに消す時はどうすればいいでしょうか?

よく消える消しゴムを使って、目で確認しながらすべてを消せば、絵は消えます。

消えにくい消しゴムを使えば消えにくいですし、きちんと目で確認しながら消さなければ消し残しがでます。

ただそれだけのことなのでよく消える消しゴムを使って、目で確認しながらすべてを消せばいいわけです。

ただ消せばいいわけではなく、強くこすりすぎて紙を破ってしまっては元も子もないので、丁寧にすべてを消すのです。

それにもっとも近いのが直視下剪除法であるというだけです。

直視下剪除法の説明をする時には『これまでこの方法で手術を行ってきて再発がないのであなたも治ると思います。』という説明をしています。

手術前の説明で『アポクリン腺やにおいが7割除去できます』という場合、3割は残るわけです。それは『わきがが治る』という話ではなくそれは『わきが臭が残ってもクレームを言わないでくださいね』という意味です。

10割除去を目指さないとワキガは治らないと思います。

 

 

 

 

3度目のわきが手術でワキガが治癒

ワキガ手術を行っても、ある程度汗腺を傷つけるだけでワキガの臭いがましになるので、ワキガが治っているかは本当は1年以上経ってみないとわかりません。

1年以上経ってもワキガが再発しなければ、治っていると思います。

でも実際にはワキガ手術を受けられて1年以上経ってから検診に来られる方はまれです。

当院では基本的には長期にフォローをするようにしていますが、クリニックに検診に来るのが面倒になるのか次第に来られなくなります。

ワキガを充分治す自信がない場合は、検診に来てほしくないので、早期に検診を打ち切るクリニックもあると思いますが、当院ではワキガが治ることに自信をもっているので、時間がたって検診に来られてもまったく問題ありません。

今回手術後1年5か月経ってから検診に来られた方は、これまで他院で2回手術を受けられていて、1度目は吸引法による手術を受けたものの再発、2度目は剪除法による手術を受けたもののまた再発し、そして3度目の手術となる当院での剪除法での手術でやっとワキガが治られたのでした。

すごく感謝されました。

うれしいですね