3回目のワキガ手術でした

この方も関西の方でした。

1回目はかなり以前にイナバ式手術を受けたもののワキガ臭が気になり、5~6年前に東京で2回目の剪除法での手術を受けたものの改善しなかったということでした。

2回目の手術を受ける時にはすでに当院のことも知っておられたようで、東京で手術を受けるか当院で受けるか迷われたようですが、保険で手術を行える東京での手術を選ばれました。そこでの手術中に担当医がアポクリン腺はないので早く終わらせるように助手のドクターに指示していたということでした

病理組織検査も行ったということで、後で結果をきいたところ『アポクリン腺は認められたがこれくらいなら大丈夫』と説明を受けたそうです。どういうこと?

しかし臭いが気になり当院へ手術を受けに来られました。

左右とも前回手術範囲の周囲にアポクリン腺遺残と思われるところがありました。

瘢痕部分はわかりにくいですね。

アポクリン腺の層をすべて除去

そしてアンカー縫合

タイオーバーの糸が11本あります。

これは範囲が非常に広いことを意味しています。

4時間20分の手術でした。

吸引法術後再発のワキガ手術

他院で吸引法を受けてワキガが治っていないケースです。

吸引法だと傷跡は残らないかといえばどうでしょう?

皮脂が貯留して膨らんででこぼこしている上に黒く点々になってしまっています。

反対側も多数皮脂が溜まっています。

これは吸引法によるケガのためだと思います。

要は臭いが治らず傷だけ残っている状態です。

アポクリン腺を露出

こちらは瘢痕が分厚いのでアポクリン腺はわかりにくいですね

アポクリン腺をすべて除去

皮脂がたまっていたところが黒い点として見えています。

これはしっかりアポクリン腺の層が除去できている証拠です。

そしてアンカー縫合

瘢痕が分厚かったため剪除に時間がかかりましたが、きちんと手術を終えました。

これでワキガは治ります。

 

 

鹿児島の方のワキガ手術でした

今回が初回手術です。

怖がりなので必ず1度の手術でワキガを治したいと思われて当院を選ばれました。

切開してアポクリン腺を露出

アポクリン腺はたくさんあります。

すべて丁寧に除去

そしてアンカー縫合

隅々までアポクリン腺を除去しているためアンカー縫合の範囲も広くなっています。

これでワキガもワキの多汗も今回1回の手術で治ります。

 

今日はシンプルな初回ワキガ手術でした

初回手術は楽とまでは言えませんが、再発の手術とはかかるストレスがかなり低いです。

再発の手術は、剥離も剪除も非常に手間を要することがあります。

今回は初回手術でした。

アポクリン腺はたくさんありました。

すべて丁寧に剪除

そしてアンカー縫合

この方は今回1回の手術でワキガもわき多汗も治ります。

ワキガ再発の手術:アポクリン腺ははっきり残っていました

今日はローラー○○○○法術後再発のケースです。

切開しアポクリン腺を露出

わきの外側はある程度アポクリン腺が除去されているようですが、内側には多量のアポクリン腺が残っていました。

再発のケースだと瘢痕にまぎれてアポクリン腺が露出しにくいこともありますが、左わきもアポクリン腺ははっきりわかります。

すべて除去

そしてアンカー縫合

切開線を赤でマークすると

切開線が真ん中にありません。

これは外から見てアポクリン腺が存在しそうな範囲の真ん中を切っているのですが、アポクリン腺を追っかけていくとどんどん内側まで剥離範囲が広がったため結果的に切開線が真ん中でなくなったのです。

目でアポクリン腺を確認できる剪除法だからこそアポクリン腺が内側まで及んでいることがわかり、そこを除去できているわけです。

剪除法が最も確実な方法であることがよくわかるケースです。

これでワキガもわき多汗も治ります。

わきが再発:3度目のワキガ手術

今回も他院術後再発のケースです。

九州の方ですが2回東京でワキガ手術を受けられています。

1回目は剪除法での手術で術後半年で再発、2回目の手術はクアドラカットでこちらは全く効果がなかったということでした。

再発がないという説明だったのでクアドラカットを受けられたそうですが、治っていないことを治療を受けたクリニックに伝えても『そんなことはない』と話がかみ合わず、効果がまったくなかったためもう一度クアドラカットを受けても無意味だと悟って今回は当院に来られました。

術前のワキの状態です。

ワキの脂肪がとられてへこんでしまっています。

剪除法で瘢痕ができて硬くなっているのにクアドラカットで無理やり吸引したためにアポクリン腺側ではなく、下の脂肪層がとられてくぼんでいるのです。ワキガ手術でなく脂肪吸引手術をしているようなものです。

剪除法の手術後は特に瘢痕がしっかりできるので剪除法でないと再度の手術は無意味だと思います。(僕は初回手術から効果の確実な剪除法しか行いませんが)

切開しアポクリン腺の層を露出します。

四方八方すべての方向に剥離しています。

すべて丁寧に剪除

そして丁寧にアンカー縫合

術前の状態と比べると非常に広くアポクリン腺を除去しているのがわかります。

今回の手術でワキガは治ります。

 

今日もきちんと治るワキガ手術を行いました

いつものように切開してアポクリン腺を露出

初回手術ですのでアポクリン腺ははっきりわかります。

アポクリン腺を除去

隅から隅前まできれいに除去してからアンカー縫合

この方は外から見た時のアポクリン腺の範囲がわかりにくい方でしたが、当院の剪除法はすべて見て確認しながらアポクリン腺を露出除去していますので問題なくアポクリン腺を除去できています。

 

今日もミラドライ&剪除法術後再発のワキガ手術

今日も他院でミラドライを受けてワキガが治らず、剪除法を受けても再発された方のワキガ手術でした。

いつもに比べるとアポクリン腺の残り方は少なく感じましたが残っていました。

すべて丁寧に剪除

そしてアンカー縫合

今回の手術でワキガもワキ多汗も治ります。

6回連続のワキガ再発の手術

ついにわきが他院術後再発の手術が連続6回になりました

再発の手術もたくさん行ってはきましたが、6回連続は記憶にありません。

今回は吸引法術後の再発です。

アポクリン腺を露出

アポクリン腺は多量に残っています。

すべて丁寧に除去

そしてアンカー縫合

今回の手術でワキガもワキ多汗も治ります。

 

5回連続のわきが再発の手術

今日もワキガ他院術後再発のケースです。

いかに治らないワキガ手術が多く行われているかがわかります。

今日の方はミラドライを受けて治らず、剪除法でのワキガ手術を2回受けたものの治らかなったということでした。

アポクリン腺は残っていました。

2枚目、3枚目の写真にアポクリン腺がいっぱい残っているように感じられるかもしれませんが、肉眼的には1枚目の写真でアポクリン腺が確認できます。

肉眼的にアポクリン腺が確認できるところに赤印をつけると

2枚目、3枚目の写真は瘢痕のために残っているアポクリン腺は隠れてしまっています。

長時間の手術となりましたが今回はアポクリン腺をすべて丁寧に除去しました。

ここれでワキガもワキ多汗もなくなります。