ミラドライ後のわきが再発の手術

ワキガの再発と書きましたが、正確にはいったん治ってからまた臭いがしはじめたのではなく、ミラドライを受けたもののまったく臭いが治らなかったケースです。

治療前の説明では臭いはゼロにはならないが8割軽減すると説明を受けたということでした。

いつも通り切開して内部を見ると

この写真ではアポクリン腺の腺体がはっきりわかりませんが、瘢痕の下に多量のアポクリン腺が存在します。8割減っているとは到底思えません。

すべて丁寧に除去すると

薄くピンクに見えるところがアポクリン腺を除去した範囲です。

術前にマークしたオレンジのラインが内側部分以外ほとんど消えてしまっていますが、中央や外側はそのオレンジの範囲よりかなり広い範囲にアポクリン腺が存在し、それを除去しています。これは外から見るだけではアポクリン腺の範囲はわからないということを意味します。だから内部をきちんと見ながら汗腺を除去する剪除法でないと治らないわけです。

左側もアポクリン腺が存在するは広範囲でしたがすべて剪除し、きれいに治すためのアンカー縫合を細かく行いました。

これでワキガは完治します。

 

 

 

医学生のワキガ再発の手術

今回手術を受けられたのは他院で60万近く支払ってミラドライを受けられた医学生です。

再発と言っても正確には一旦治ってから再発したのではなく、『まったく効果がなかった』ということでした。治療前の説明では『1回の治療で8割治る』という説明だったそうです。

60万円近くと『他のミラドライより高額なので効果も高いのだろう』と期待して受けられたそうですがご本人は『効果はゼロ』だと感じられています。

『効果がゼロだと感じているのに2回目のミラドライを受ける意味がない』と思われて『今度は確実な治療を受けたい』ということで当院を選ばれたのでした。

アポクリン腺はどこが減ってるのかまったくわからないくらい残っているので『効果がゼロだ』といわれるのがよくわかります。

アポクリン腺をすべてきれいに除去

広範囲にアポクリン腺はすべて除去しました。

薄く残っているオレンジのマークが手術前につけたマークで赤くなっているところが実際のアポクリン腺除去の範囲(細かく縫っている範囲)です。

わかりやすいように線を加えて示すとオレンジで囲った部分が手術前につけたマークで、青い線で囲った部分が実際に汗腺を除去した範囲です。

手術前につけたマーク部分でもアポクリン腺がなく除去しなかった部分もありますし、逆に手術前のマークより広く除去している部分もあります。

目でアポクリン腺を確認しながら除去しているのでこのようになります。

つまり目で確認しなければアポクリン腺は除去しきれないのです。

剪除法が一番確実な方法なのはずっと目で確認しながら除去しているためです。

また広く除去すればそれでいいわけでなく、それをできるだけきれいに治すためにアンカー縫合も多数行っているのです。このため手術には時間がかかります。たとえ面倒でもよりきれいに治すための処置をしないという選択肢はありません。

医学生も医師も何人もが当院で手術を受けられています。

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石川の方のワキガ再発の手術

再発の手術が続いています。

今日の方は剪除法手術後の方です。

脇を見ると毛はあまり生えておらず、臭いもはっきりしませんでした。

他のクリニックでご相談されたこともあるようで、その際には問題ないと言われたそうですが、やはり臭いが気になるということで当院での剪除法での手術を希望されました。

切開して確認するとアポクリン腺は残っていました。

臭いが完全になくなるようにきちんとアポクリン腺を除去しました。

広範囲に除去するため、たくさんのアンカー縫合を行って治りもよくなるようにしています。

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ローラー○○○○法2回手術後のワキガ手術

他院でローラー○○○○法によるわきが手術を2回受けたものの治らなかったということで当院へ手術に来られました。

1回受けて『治っていない』と申告すると、『では2回目は半額でします』と2回受けたものの効果はまったくなかったということでした。

わきをみると多量に毛が生えていました。

わき毛がたくさん生えている時点で前回の手術がかなり不完全であることを予想させます。

切開して内部をみると分厚い瘢痕を認めました。

この瘢痕がアポクリン腺を隠してしまっています。

瘢痕を取り除くと毛と共にアポクリン腺がしっかり残っていました。

この写真ではまばらに見えますが、瘢痕を除去すると同時にアポクリン腺もとれてしまうのでまばらに見えるだけで実際にはもっと多く残っていると思います。

こうした瘢痕は剪除法以外では露出することも除去することもできませんから前医での2回目の手術はまったく意味がなかっただろうと思います。

すべて丁寧に除去すると

丁寧に縫合して終了です。

今回は瘢痕もアポクリン腺も完全に除去しましたので、効果を感じていただけると思います。

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☆思春期のワキガも再発させない手術(詳細な説明)

『思春期のワキガは手術しても再発するので手術しない方がいい』と説明するクリニックもありますが、当院でワキガ手術をした方は思春期も含め再発した方はこれまでおられません。

ではその違いはどこにあるのでしょう?

ワキガの再発というのは本当は再発でなくアポクリン腺の取り残しだと僕は考えています。

ここで詳しい説明を加えてみたいと思います。

手術前のワキです。

毛の生えている範囲をマークしてみると

そして切開を加えてアポクリン腺を露出すると

真ん中には多量のアポクリン腺があります。

しかしアポクリン腺が存在する範囲をどんどん追いかけながら剥がしていきその先端まで指を差し込んでみると

毛の範囲をはるかに超えて剥がしているのがわかります。

その剥がした一番先(指先部分)をひっくり返してみると

まばらではありますがここにもアポクリン腺が見られます。

わかりにくいかもしれないのでアポクリン腺をマークすると

このアポクリン腺も含め、アポクリン腺はすべて丁寧に除去します。

もう一度元に戻ってアポクリン腺を除去した範囲を見てみましょう。

赤く囲った部分がアポクリン腺を除去した範囲です。

そしてわき毛が生えていた範囲をオレンジでマークして示すと

毛の範囲をはるかに超えて手術しているのがわかります。

広く手術するということはその分大きなダメージを与えるわけですから、傷をできるだけきれいに治すために丁寧に縫合します。

一般的にアポクリン腺を除去する範囲を決める時にわき毛の範囲を参考にして範囲を決めることが多いと思いますが、このケースでは毛の範囲とアポクリン腺の範囲が全く違っているわけです。

つまり毛の範囲だけを手術していてはアポクリン腺は全くとり切れないことになります。

剪除法だけが目で確認しながらアポクリン腺を除去しており、目で確認しない治療方法はそもそもアポクリン腺の存在する範囲がわからないまま治療しているのです。

しかもその剪除法でもアポクリン腺をきちんと確認して除去しなければワキガは治りません。

ワキガが治るかどうかはアポクリン腺が本当に取り切れているのかどうかにかかっていると思います。

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