ワキガ再手術後1年1ヶ月の状態です

他院で剪除法を行ったもののワキガは治らず、1年1ヶ月前に当院で再度剪除法による手術を受けられました。

手術の際のブログはこちらです。

1年以上経ちましたので臭いや汗が気にならないか尋ねましたが全く問題ないということでした

写真の掲載許可をいただけました。

他院術後で当院での手術前の状態です。色素沈着と傷があります。

当院で手術後1年1ヶ月経った状態です。薄い色素沈着と傷付近に軽度の膨らみがあります

色素沈着の長細く範囲が広いのは要はアポクリン腺を完全に除去するため手術範囲が全く違って当院の手術範囲が広いためです。

左わきです。

手術の副作用としては傷跡や色素沈着が残ったりすることがあるだろうと思いますが次第に軽減し、この方は気にされていません。

他院でワキガが治るかのように説明を受け、治療を受けたもののワキガが治らず、当院で手術を受けられてワキガが完治し、満足されている方が多数おられます。

これを長年経験していることが現在の自信につながっているのです。

わきが手術後2年9カ月後の検診

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

当院でわきが手術を受けられて2年9カ月経った方が検診にこられました。

少し傷がふくらんでいるところがありましたが気にならないということでした

もちろん臭いも汗も再発なくまったく気にならないということでした

においを気にせずスポーツができます

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

お子さんがワキガ手術を受けられたお母さんからの感謝のメールをいただきました。

『高校生活が始まり、ニオイを気にせずスポーツができ、良いパフォーマンスに繋がっているようで嬉しく思っています。本当にありがとうございました。』

先日は中学生のお母さんからでしたが今回は高校生でした。

成長期であってもきちんとアポクリン腺を除去すればワキガは治ります。

痛いのがイヤなので1回の手術でワキガを治したい

他院にワキガのカウンセリングに行かれた時に『手術してもワキガは70%しか治らない』と説明を受けたそうです。

でも『痛いのがイヤなので1回の手術で完全にワキガを治したい』ということでいろいろ調べられて当院の情報にたどりつかれて今回手術となりました。

切開してアポクリン腺を露出

すべてきれいに剪除

丁寧にアンカー縫合

これで今回1回の手術でワキガは治ります。

 

目で確認しているからこそアポクリン腺がすべて除去できる~成人女性のワキガ手術

今日は成人女性のワキガ手術でした。

アポクリン腺は多量にありました。

アポクリン腺をすべて除去

そしてアンカー縫合をするわけですが、

これだと術前にマークした部分の外側部分がわからないので、外側をマークしてみると

術前にアポクリン腺を予想してつけたマークより広くアポクリン腺を除去しているのでそこまでアンカー縫合がしてあるのです。逆に内側は術前のマークよりアポクリン腺の除去範囲は狭くなっています。

アポクリン腺の除去範囲を青でマークすると

このようにアポクリン腺の範囲を確認しながら手術できるのは直視下剪除法だけです。

だから1度の治療でワキガを治すことができ、再発しないのです。

当院のわきが手術の特徴

一番の特徴は平成17年の開院以来これまで16年以上にわたり、わきのアポクリン腺を完全に取り除くことで再発のないわきが手術を行っているということです。

成長期の方のわきが手術もたくさん行ってきており、手術を受けられた方の最低学年は小学4年生で9歳ですが、成長期を含めワキガが再発された方はこれまでおられません。アポクリン腺をすべて除去すれば再発しないものと今は考えています。

ただアポクリン腺を広く完全に除去するということは、より大きな手術となることを意味します。

このため手術のダメージを少なくするためにさまざまな工夫を行っているのですが、

そのうちのひとつが多数のアンカー縫合です。

完全にアポクリン腺を取り除くために広範囲にアポクリン腺を除去し、その部分の皮膚が浮かないように多数のアンカー縫合を行っているのがわかります。

手術を行う側からすると時間がかかって面倒な処置ですが、こうするからこそ再発のないワキガ手術が行えるのです。

麻酔は局所麻酔で行っていますが、これもさまざまな工夫を加え、痛みが非常に少ない麻酔方法を行っているため、小学生でも我慢できる麻酔となっています。

ワキガ手術についてよくいただくご質問をQ&A形式にまとめました。

ワキガ手術全般について、よくいただくQ&Aはこちら

お子様のワキガ手術について、よくいただくQ&Aはこちら

県外に住まれている方から、ワキガ手術についてよくいただくQ&Aはこちら

 

目で確認しないとアポクリン腺が除去しきれない訳

今日のワキガの方もアポクリン腺はきちんと除去しました。

終わりのところに目で確認しないとアポクリン腺が除去しきれない理由を書いています。

モリモリのアポクリン腺でした。

すべて丁寧に除去

そしてアンカー縫合

これだと切開部分がわかりにくいので切開部分に赤線でしるしをつけると

切開部分がかなり中心からずれているのがわかります。

手術前にアポクリン腺の範囲を予想し、その真ん中あたりに切開を加えます。

じゃあどうしてずれているのか?

これは右わきなのですが、切開をしてアポクリン腺を露出させていくと写真の左側(ワキの外側)は予想した範囲にアポクリン腺があったのですが、写真の右(ワキの内側)は予想したよりアポクリン腺が広く存在したため、どんどんアポクリン腺を露出し、除去したために右側の範囲が広くなったのです。

目で確認しなければこのようにすべてのアポクリン腺を除去することができません。

このようにしてすべてのアポクリン腺をひとりひとりきっちり除去しているため、再発のないワキガ手術が行えている訳です。

肉眼で確認しているからこそアポクリン腺がすべて除去できる

当院のワキガ手術は剪除法ですが、剪除法が一番効果が確実なのは肉眼でアポクリン腺を確認できるからです。

今日の手術の方で例示します。

まずアポクリン腺を露出すると

多量のアポクリン腺を認めます。

これを肉眼で確認しながらアポクリン腺が存在するところまで剥がしてすべて取り除くと

皮膚が浮かないように押さえるアンカー縫合を行ったところは

手術前につけたおよそのアポクリン腺の範囲を示すオレンジのマークが消えかかっているのでそのマークを赤ではっきりさせ、実際にそれより広く存在したアポクリン腺を除去した部分を青でマークすると

要は手術前の予想より広くアポクリン腺が存在したということです。

肉眼で確認しているからこそ、このようにきっちり除去できているのです。

こうしてワキガもワキの多汗も治ります。