さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回も他院術後再発です。
以前イナバ式シェービング法と剪除法をあわせた方法で一番確実な方法と説明を受けて手術を受けたもののワキガは残り、再度同じ方法で治療を受けたものの臭いは改善せず、さらには職場でも臭いを指摘され、『臭いも汗も改善していない』と相談すると『においのついたシャツを持参してにおえば再度手術しましょう』と説明をうけ、シャツを持参したものの『臭いは残っているが、ワキのどのポイントかわからないので手術できない』と拒否されたそうです。
『なんじゃそれ?』という話です。
ワキガを治すにはワキのアポクリン腺の範囲をすべて再度除去すればいいだけですよね。
でもそこで再手術を受けなくて正解です。
2回手術して治せないのにもう1回手術してもそこでは治せません。
数年前から当院のブログを見て手術を受けたいと時期を見計らっておられたそうです、
切開してアポクリン腺を含む瘢痕層を露出
これらの写真では瘢痕でアポクリン腺がわかりませんが次の写真にはアポクリン腺が写っています。
わかりにくいと思うので赤マークを付けると
ここに残っているということは他の部位にも残っています。
広範囲にアポクリン腺層を除去
そして細かくアンカー縫合
非常に広範囲で前回手術の癒着もあったので約5時間かかりました。
今回の手術でワキガもワキ多汗も治ります。