治療後の経過をみればどんなワキガ治療かがわかる

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

『きちんと治るワキガ治療をどうやって見分けて治療を受けるか』
『治療を受けて本当にワキガが治るのか』
『どこでどんな治療を受ければいいのか』

迷っておられる方もたくさんおられると思います。

実は手術後の経過をみればアポクリン腺がきちんと除去できているかどうかはある程度わかります。アポクリン腺をきちんと除去すればするほど皮膚へのダメージは生じるので、治療後に生じる色素沈着の範囲が広くなったり、色素沈着が強くなったり改善するのに時間がかかったりします。

つまり手術した範囲が狭かったり、手術後の経過があまりにきれいだと効果の低い治療だということを意味します。(ただしいいかげんな治療過ぎて治りが悪い場合もあります)

ワキガの原因となるアポクリン腺は皮膚の構造の一部です。ワキガ治療ではこれを破壊したり、除去したりしますので、必ず皮膚にダメージが及びます。つまりきちんとアポクリン腺を除去すればするほどダメージは大きくなります。傷跡をできるだけきれいに治すにはそのダメージをできるだけ小さく早く回復させる手立てが必要となります。

治療のダメージを小さくする方法は

①アポクリン腺を完全に除去するのはあきらめてアポクリン腺が残っても仕方がないと考えることがひとつ。これはアポクリン腺を除去する範囲を狭くする、皮膚からアポクリン腺を除去する時に完全に除去せずに皮膚側にアポクリン腺が残っても仕方ないと考えて除去する厚さを狭くする、何らかの器具や機械を使ってアポクリン腺を除去し、血管をできるだけ残す(同時にアポクリン腺も残ってしまう)、

そして別の考え方は

②アポクリン腺はきちんと除去した上でできるだけ早く回復するような手立てを講じる(アンカー縫合を多数行うなど)。

などが考えられます。

僕は②の方針で治療を行っていますが、世間では①の方針で行われていることも多いのでワキガの再発に悩む方も多いわけです。

では実際に術後の経過をどうやって確認するかですね。

僕の手術の場合は手術範囲は術後のアンカー縫合の範囲を見れば広い範囲に手術しているのがわかる人にはわかります。

その後の術後の経過もかなりの方がネットで公開されているようです。

 

高校生のワキガ手術でした

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回は高校生のワキガ手術でした。

切開しアポクリン腺を露出

アポクリン腺は多量です。

すべて削ぎ取ると

アポクリン腺を削ぎ取った範囲の皮膚が浮かないようにアンカー縫合すると

周囲に綿を押さえるための黒い糸がかかっていますが、これも実は特殊な糸です。

糸をかけた跡が黒くなるのですが、この黒くなる程度が小さく、早く色が抜けやすい様に炎症を起こさないように特殊な糸を使っています。

糸にもこだわっているという話です。

これでワキガは治ります。

 

 

ワキガ再手術後1年1ヶ月の状態です

他院で剪除法を行ったもののワキガは治らず、1年1ヶ月前に当院で再度剪除法による手術を受けられました。

手術の際のブログはこちらです。

1年以上経ちましたので臭いや汗が気にならないか尋ねましたが全く問題ないということでした

写真の掲載許可をいただけました。

他院術後で当院での手術前の状態です。色素沈着と傷があります。

当院で手術後1年1ヶ月経った状態です。薄い色素沈着と傷付近に軽度の膨らみがあります

色素沈着の長細く範囲が広いのは要はアポクリン腺を完全に除去するため手術範囲が全く違って当院の手術範囲が広いためです。

左わきです。

手術の副作用としては傷跡や色素沈着が残ったりすることがあるだろうと思いますが次第に軽減し、この方は気にされていません。

他院でワキガが治るかのように説明を受け、治療を受けたもののワキガが治らず、当院で手術を受けられてワキガが完治し、満足されている方が多数おられます。

これを長年経験していることが現在の自信につながっているのです。

ワキガ手術1ヶ月半後と2年後の状態

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

当院でワキガ手術を受けられて2年後の検診がありました。

2年後に検診に来られる方は少ないので写真の掲載の許可をいただきました。

まず手術後1ヶ月半の状態です。色素沈着しています。

右ワキ

左ワキ

2年後の状態です。一部色素沈着がやや濃いところがありますが、全体にかなりきれいに治っています。ただ治り方には個人差があると思います。

右ワキ

左ワキ

もちろんワキガもワキの多汗も治っています。

シミ治療にもさまざまな方法があります①

シミ治療とひとことで言ってもさまざまな治療があります。

必ずレーザー治療がすぐれているわけではなく、光治療があっている場合もありますし、内服治療や塗り薬でないといけない場合もあります。

さまざまな種類のレーザーや光治療器をもっているのには意味があります。

シミの種類を見分けて的確な治療を行うことが必要です。