さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回もワキガ再発のケースです。
以前他院で剪除法そしてイナバ式ワキガ手術を受けられています。
切開してアポクリン腺層を露出
瘢痕を除去してみるとアポクリン腺が残っています。
わかりにくいかもしれないのでマークすると
すべて除去
そして丁寧にアンカー縫合
もちろん掲載の許可はいただいています。
瘢痕化が強かったため手術に約5時間がかかりましたがきちんとアポクリン腺を除去しました。
これでワキガは治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回もワキガ再発のケースです。
以前他院で剪除法そしてイナバ式ワキガ手術を受けられています。
切開してアポクリン腺層を露出
瘢痕を除去してみるとアポクリン腺が残っています。
わかりにくいかもしれないのでマークすると
すべて除去
そして丁寧にアンカー縫合
もちろん掲載の許可はいただいています。
瘢痕化が強かったため手術に約5時間がかかりましたがきちんとアポクリン腺を除去しました。
これでワキガは治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
『きちんと治るワキガ治療をどうやって見分けて治療を受けるか』
『治療を受けて本当にワキガが治るのか』
『どこでどんな治療を受ければいいのか』
迷っておられる方もたくさんおられると思います。
実は手術後の経過をみればアポクリン腺がきちんと除去できているかどうかはある程度わかります。アポクリン腺をきちんと除去すればするほど皮膚へのダメージは生じるので、治療後に生じる色素沈着の範囲が広くなったり、色素沈着が強くなったり改善するのに時間がかかったりします。
つまり手術した範囲が狭かったり、手術後の経過があまりにきれいだと効果の低い治療だということを意味します。(ただしいいかげんな治療過ぎて治りが悪い場合もあります)
ワキガの原因となるアポクリン腺は皮膚の構造の一部です。ワキガ治療ではこれを破壊したり、除去したりしますので、必ず皮膚にダメージが及びます。つまりきちんとアポクリン腺を除去すればするほどダメージは大きくなります。傷跡をできるだけきれいに治すにはそのダメージをできるだけ小さく早く回復させる手立てが必要となります。
治療のダメージを小さくする方法は
①アポクリン腺を完全に除去するのはあきらめてアポクリン腺が残っても仕方がないと考えることがひとつ。これはアポクリン腺を除去する範囲を狭くする、皮膚からアポクリン腺を除去する時に完全に除去せずに皮膚側にアポクリン腺が残っても仕方ないと考えて除去する厚さを狭くする、何らかの器具や機械を使ってアポクリン腺を除去し、血管をできるだけ残す(同時にアポクリン腺も残ってしまう)、
そして別の考え方は
②アポクリン腺はきちんと除去した上でできるだけ早く回復するような手立てを講じる(アンカー縫合を多数行うなど)。
などが考えられます。
僕は②の方針で治療を行っていますが、世間では①の方針で行われていることも多いのでワキガの再発に悩む方も多いわけです。
では実際に術後の経過をどうやって確認するかですね。
僕の手術の場合は手術範囲は術後のアンカー縫合の範囲を見れば広い範囲に手術しているのがわかる人にはわかります。
その後の術後の経過もかなりの方がネットで公開されているようです。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回も他院術後再発です。
以前イナバ式シェービング法と剪除法をあわせた方法で一番確実な方法と説明を受けて手術を受けたもののワキガは残り、再度同じ方法で治療を受けたものの臭いは改善せず、さらには職場でも臭いを指摘され、『臭いも汗も改善していない』と相談すると『においのついたシャツを持参してにおえば再度手術しましょう』と説明をうけ、シャツを持参したものの『臭いは残っているが、ワキのどのポイントかわからないので手術できない』と拒否されたそうです。
『なんじゃそれ?』という話です。
ワキガを治すにはワキのアポクリン腺の範囲をすべて再度除去すればいいだけですよね。
でもそこで再手術を受けなくて正解です。
2回手術して治せないのにもう1回手術してもそこでは治せません。
数年前から当院のブログを見て手術を受けたいと時期を見計らっておられたそうです、
切開してアポクリン腺を含む瘢痕層を露出
これらの写真では瘢痕でアポクリン腺がわかりませんが次の写真にはアポクリン腺が写っています。
わかりにくいと思うので赤マークを付けると
ここに残っているということは他の部位にも残っています。
広範囲にアポクリン腺層を除去
そして細かくアンカー縫合
非常に広範囲で前回手術の癒着もあったので約5時間かかりました。
今回の手術でワキガもワキ多汗も治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回も他院術後再発のケースです。
イナバ式手術に類する方法で右わき2回左わき1回手術を受けられて一時的には改善されたものの再発されたということでした。
切開しアポクリン腺層を露出
アポクリン腺は残っていました。
すべてのアポクリン腺を除去
そして丁寧にアンカー縫合
切開線以外にも傷があるのは皮脂のたまり(粉瘤のようなもの)があったので同時に除去したためです。
これでワキガは治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
1回目は東京でイナバ式ワキガ手術を受けたもののワキガは治らず、2回目も東京で剪除法手術を受けられましたがまだ臭いが気になられるようです。
2回目の手術の際に瘢痕があるところはアポクリン腺を除去することができないと説明を受けたものの当院のこのブログを見ていると瘢痕ごとアポクリン腺を除去しているのを見られて、『ここならきちんと除去してくれる』と思われて今回の手術となりました。
大量にアポクリン腺が残っているわけではなさそうでしたが、前後にアポクリン腺が残っているようでしたので広範囲にしっかり除去しました。
この写真ではわかりにくいですね
でもすべて除去
瘢痕も除去されてすべすべです。
そして丁寧にアンカー縫合
広範囲に手術しているのがわかります。
これでワキガは治ります。
この方も関西の方でした。
1回目はかなり以前にイナバ式手術を受けたもののワキガ臭が気になり、5~6年前に東京で2回目の剪除法での手術を受けたものの改善しなかったということでした。
2回目の手術を受ける時にはすでに当院のことも知っておられたようで、東京で手術を受けるか当院で受けるか迷われたようですが、保険で手術を行える東京での手術を選ばれました。そこでの手術中に担当医がアポクリン腺はないので早く終わらせるように助手のドクターに指示していたということでした
病理組織検査も行ったということで、後で結果をきいたところ『アポクリン腺は認められたがこれくらいなら大丈夫』と説明を受けたそうです。どういうこと?
しかし臭いが気になり当院へ手術を受けに来られました。
左右とも前回手術範囲の周囲にアポクリン腺遺残と思われるところがありました。
瘢痕部分はわかりにくいですね。
アポクリン腺の層をすべて除去
そしてアンカー縫合
タイオーバーの糸が11本あります。
これは範囲が非常に広いことを意味しています。
4時間20分の手術でした。
今回のワキガ手術も他院術後の再発です。
前回の手術はイナバ式ワキガ手術ということでしたが、いなばクリニックで手術を受けられたわけではなく、イナバ式ワキガ手術をおこなっているという別のクリニックです。15年以上前に手術を受けられたのですが、その時は高い手術の方が効果的だと考えて70万円のイナバ式ワキガ手術を受けられたそうです。しかし効果を感じたのはわずか3ヶ月、治療後ローンだけが残り、手術を受けたクリニックに問い合わせるともう一度手術をやり直すにも70万円かかると言われて泣き寝入りとなったそうです。
今回は2年間このブログをずっとご覧になられてここなら手術を受けても大丈夫と選んでいただいたそうです。
着たいのにわきがの臭いのためにこれまで着れなかった服をすでに購入されたそうです。
以前のブログにも書いたように思いますが、当院へ手術に来られる方は手術に来られた時点でもう治っているという前提で手術中に話をしておられることが多くあります。
それだけ信頼していただいているということですね。責任重大ですが、大丈夫です。アポクリン腺をすべて丁寧に除去すればいいだけですから。
手術前のワキです
右わき
左わき
ワキの外側に傷があるのでやはりイナバ式の手術なのでしょう。
黒い点々は皮脂のたまりです。
わきを切開してアポクリン腺を露出します。
右わき
アポクリン腺が多量に残っています。
アポクリン腺をすべて除去
左わきも切開してアポクリン腺を露出
こちらも多量のアポクリン腺です
アポクリン腺はすべて除去して皮膚をアンカー縫合
これは左わきです。剪除範囲は広めです。
上下に見えている左わきのタイオーバーを固定する黒い糸の本数は片側9本、右わきは10本でした。
途中固定の糸が何本かとたずねられたので10本と答えると『それは範囲が広いということですね。』との返事。すごい知識ですね。僕のブログを読み込んでおられるのがよくわかります。
両脇で約4時間の手術でした。これでわきがは治ります。
今はまだ小さいお子さんも耳垢が柔らかく、将来的にワキガ手術を受けさせることになるのを予想されていて、僕が長く元気に治療を続けていることを期待いただきました。
以前にも話題にしたことがあると思いますが、以前イナバ式、吸引法、ビューホット治療と3回のワキガ治療を受けたものの再発されている方のわきが手術が今日ありました。
切開して中を確認すると3度も治療を受けているにもかかわらず、アポクリン腺がはっきり残っていました。
右ワキ
左ワキにもアポクリン腺が残っています。
毛根が何本もあるのがわかりますが、毛がたくさん残っているということはアポクリン腺の除去が不充分であるということを意味しています。
アポクリン腺をすべて除去すると
このようにきれいになります。
ちなみにこの方のお子さんも他院でミラドライを2回受けられたもののワキガは治らず、当院で剪除法によるワキガ手術を約1年半前に受けて治られています。
今は快適な生活を送られているということでした。
お二人あわせるとイナバ式、吸引法、ビューホット、ミラドライそして剪除法とほぼすべてのワキガ治療を受けられていることになります。
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