ワキガ手術の経過について④

わきが手術後1年くらいの状態をご紹介します。

1人目はワキガ手術の経過について③で10ヶ月時の状態を提示した方です。

今回は1年1ヶ月目です。

右わき

左わき

さらに改善が見られますがまだ色素沈着や傷跡が残ってはいます。

もちろん臭いはなく、汗も少なくなっています。

この方は傷跡が膨らんでいませんが、膨らんだ場合はステロイドの注射などを行って治療します。

2人目の方は当院でのわきが手術を受けて1年2ヶ月目の状態です。

薄い色素沈着はまだ残っています。

この方は他院手術後の再発です。

当院での治療前は

切開部分らしき傷跡と色素沈着があります。

毛もたくさん残っています。

当院の手術後では薄い色素沈着の範囲が広がっていますが、色素沈着の濃さ自体はむしろ薄くなっています。

当院の手術後には毛はなくなり、もちろんワキガの臭いもなくなっています。

わきが手術後長期に診察に来られる方がそもそも少なく、しかも診せに来られる方は傷跡を気にして診せに来られているので平均の傷跡のレベルが僕たちにもわからないのです。

当院ではわきがは完全に治した上でできるだけきれいに治るように手術や処置を行っています。

ワキガ手術の経過について③

すべての方が同じ経過ををたどるわけではありませんが経過の1例です。

手術後約2ヶ月目の状態です。

左右のわきに色素沈着が見られます。

右脇

左脇  左脇だけこの時点から美白治療を行いました

 

1ヶ月後の術後約3ヶ月目

右 美白治療をまだしていない状態

左 美白治療後1ヶ月 まだ美白治療を開始していない右よりも色素が薄くなっています

このあとさらに美白治療を行いました。

 

術後10ヶ月目

まだ薄く色が残っているところもありますが、かなり改善してきています。

右脇については皮脂のたまりが一部見られるのでこの後皮脂を除去しました。

中には傷が膨らむ方もおられるので、全員がこのような経過をたどるわけではなくもっと傷がふくらんでくる方もおられると思います。

もともと剪除法は切る手術ですので傷跡が残る可能性があります。

広告で他の治療法との比較写真を掲載し、自分たちが行っている治療で一番きれいに治っているケースと他の治療で治りが悪いケースを比較して『自分たちの治療だとこんなに傷跡なくきれいになおるんですよ』と説明していることがあります。

でもその傷跡の残らないはずの治療でも大きな傷跡を残しているケースが実際にはあります。

また一番問題なのはワキガがきちんと治らないにもかかわらず、あたかも治るかのように説明していることだと思います。

当院では『傷跡なく治すとは約束できませんが、できるだけきれいに治るように努力はします。ワキガの再発に関しては16年以上再発された方がおられないので、おそらくあなたも再発しないと思います』と説明して治療を行っています。

傷跡が膨らむ体質の方は後日通院治療が必要となりますので、ご本人の協力も必要となります。

当院へは今現在で47都道府県中42都道府県の方がワキガ治療に来られています。

 

ワキガ手術の経過について①

ワキガ手術後の経過について質問を受けることがあります。

過去のブログにも挙がっていますがわかりやすいように整理してみます。

まず手術当日です。

まず皮膚を切開し、アポクリン腺を露出します。

この方は他院術後の再発のケースですがアポクリン腺はたくさん残っています。

やや剥がしにくいのは前回治療を受けているためだと思いますが、アポクリン腺が多すぎて治療を受けた状態とはわかりません。

すべて丁寧に除去すると〝とり皮〟のようにも見えますね。

はがした部分は丁寧に縫いつけます。ピンク色の範囲です。この部分がアポクリン腺を除去した範囲です。ブルーの糸がたくさんついています。

ブルーの糸の縫合をアンカー縫合といいます。アンカー=いかり⚓という意味です。

船がいかりを下ろして動かないように固定しますが、皮膚がずれて動かないように皮膚とその下の組織を縫い合わせます。

周囲についている黒い糸は圧迫の綿(タイオーバー)を固定するための糸です。

タイオーバーを固定するとこんな感じです。

この上からテープで圧迫して手術は完成です。

 

 

 

剪除法術後再発のワキガ手術

今回も再発というより取り残しのケースです。

他院で剪除法手術を受けたものの手術範囲が狭く臭いが治っていないということでした。

ワキを診ると確かに腋毛が大量に生えていてアポクリン腺が充分できていないことがわかります。

おまけに切開が2本ありますが、僕は切開は1本で問題なくすべてアポクリン腺は除去できるものだと考えています。

切開してアポクリン腺の層を露出

そしてすべて除去

そして丁寧にアンカー縫合

切開線は1本ですね。

手術前のこの写真と比べると広くアポクリン腺を除去しているのがよくわかります。

今回の手術でワキガは治ります。