吸引法術後のワキガ手術

今回も他院吸引法術後のワキガ手術でした。

吸引法を受けたクリニックにワキガが治っていないことを伝えると『治っているはず』とまったく耳を貸さなかったということでした。

わきを見ると毛がたくさん残っています。

毛がたくさん残っている=毛根が残っている=アポクリン腺は毛の生えるもと近くにあるので除去できていない=わきがが治っていない と充分に予想できます。

切開すると

瘢痕に覆われたアポクリン腺をすべて丁寧に除去

今回の手術でワキガは治ります。

お子様のワキガ手術についてのQ&Aはこちらです。

☆思春期のワキガも再発させない手術(詳細な説明)

『思春期のワキガは手術しても再発するので手術しない方がいい』と説明するクリニックもありますが、当院でワキガ手術をした方は思春期も含め再発した方はこれまでおられません。

ではその違いはどこにあるのでしょう?

ワキガの再発というのは本当は再発でなくアポクリン腺の取り残しだと僕は考えています。

ここで詳しい説明を加えてみたいと思います。

手術前のワキです。

毛の生えている範囲をマークしてみると

そして切開を加えてアポクリン腺を露出すると

真ん中には多量のアポクリン腺があります。

しかしアポクリン腺が存在する範囲をどんどん追いかけながら剥がしていきその先端まで指を差し込んでみると

毛の範囲をはるかに超えて剥がしているのがわかります。

その剥がした一番先(指先部分)をひっくり返してみると

まばらではありますがここにもアポクリン腺が見られます。

わかりにくいかもしれないのでアポクリン腺をマークすると

このアポクリン腺も含め、アポクリン腺はすべて丁寧に除去します。

もう一度元に戻ってアポクリン腺を除去した範囲を見てみましょう。

赤く囲った部分がアポクリン腺を除去した範囲です。

そしてわき毛が生えていた範囲をオレンジでマークして示すと

毛の範囲をはるかに超えて手術しているのがわかります。

広く手術するということはその分大きなダメージを与えるわけですから、傷をできるだけきれいに治すために丁寧に縫合します。

一般的にアポクリン腺を除去する範囲を決める時にわき毛の範囲を参考にして範囲を決めることが多いと思いますが、このケースでは毛の範囲とアポクリン腺の範囲が全く違っているわけです。

つまり毛の範囲だけを手術していてはアポクリン腺は全くとり切れないことになります。

剪除法だけが目で確認しながらアポクリン腺を除去しており、目で確認しない治療方法はそもそもアポクリン腺の存在する範囲がわからないまま治療しているのです。

しかもその剪除法でもアポクリン腺をきちんと確認して除去しなければワキガは治りません。

ワキガが治るかどうかはアポクリン腺が本当に取り切れているのかどうかにかかっていると思います。

お子様のワキガ手術についてのQ&Aはこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎の方のワキガ再手術

今回も他院手術後の再発のケースです。

ワキに毛が多量に生えていました。

脇毛が多量に残っている時点で前回のワキガ手術が不充分なことが予想されます。

前回の切開は2本でした。

僕は2本にするメリットがあると思えないので必ず1本の切開で行っています。

切開を加えるとワキの真ん中に分厚い瘢痕があってその奥にアポクリン腺が残っていました。

瘢痕があるということは前回の手術ではそこを手術しているわけですが、その場所にアポクリン腺が多量に残っているので前回の除去の仕方が非常に不充分だと感じます。

瘢痕部分だけでなく、その周囲もアポクリン腺がある部分はすべて除去しました。

手術時間は3時間45分でした。

これでワキガもワキの多汗も治ります。

 

 

今回の手術でワキガは完治します

今回は地方の方ですが東京で剪除法によるワキガ手術を受けられたものの臭いが無くならず、当院での剪除法手術を希望されました。

切開を加えて内部を確認するとさすがに密集しているわけではありませんが肉眼でしっかり確認できるアポクリン腺が残っていました。

脇の前後にアポクリン腺がかなり残っているので前回の手術では汗腺を除去した幅が狭いようです。

すべて丁寧に除去すると

剪除した部分の皮膚が浮かないように丁寧に縫合すると

非常に広範囲に汗腺を除去し、縫合しているのがわかると思います。

脇の後の方までアポクリン腺がありましたがすべて除去しています。

再発のケースだったのと範囲が広かったため4時間20分かかりました。

今回の手術でワキガは治ります。

 

 

 

ワキガは完治させ、できる限りきれいに治るように丁寧な手術を行っています。

今回のワキガ手術は他のクリニックで複数回のワキガ治療を受けられた方でした。

過去に2回剪除法で、そして1回はローラー○○○○法で手術を受けられていてまだ臭いが残っているということで当院での再手術を希望されました。

アポクリン腺は

アポクリン腺はすべて除去

皮膚を縫い付けるアンカー縫合後は

広い範囲を手術しています。


前回の手術は剪除法でその時の手術時間は1時間くらいだったそうです。
当院での今回の手術も剪除法ですが手術時間は約4時間半でした。

長時間の手術をすることが好きなわけではなく長い手術は僕も疲れます。

ワキガを完全に治しながらできるだけきれいに治そうとするとどうしても時間がかかってしまうのです。

ただいくら丁寧に手術をしてもまだ傷の問題は完全には解決できていません。

これからも改善できるところは改善していきたいと思います。